Weekly Pickupショッピングのご案内
2010.07.23
現在発売中、および近日中に登場予定の新製品をピックアップして、いち早く読者の皆様にご紹介いたします。お買い物の予定をじっくりと、ご検討ください。
※製品の価格、ご予約、入荷状況などについては、ネットショップにアクセスしていただくか、お近くのキタムラ店頭にてお確かめください。
※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
コンパクトフィルムスキャン2
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現像済みフィルムからデジタル画像を作ることは簡単ですが、その逆となると、一般向けの機材ではできません。だからこそ、デジタルカメラ全盛の現在でも、いまだフィルム派ユーザーの間で、その支持は根強いのです。そんなフィルム派の必携アイテムがこれ。現像済みのフィルムを、本体だけでサクサクとデジタル画像化できる35ミリ判フィルム専用スキャナーです。
記録画素数は、510万画素。デジカメでいうと、この画素数は少なく感じるかもしれませんが、あくまでJPEG画像としての用途で使うだけなら、実際のところ、これくらいの画素数で十分なのです。理由は、デジカメの場合、撮影した瞬間に得られるJPEG画像1点以外には、非圧縮のバックアップ画像がないわけですが、フィルムを使って撮った後でデジタルスキャンするなら、フィルムに写った写真そのものがJPEG画像のバックアップになるから。解像度の高い印画紙プリントが必要なら、JPEG画像ではなくフィルムのほうを利用して光学的にプリントすれば良いので、画像入力したJPEGデータは、あくまでデジタルベースでの利用に限定して構わないということです。
本機は、液晶モニターとカードスロットを内蔵しているので、パソコンに接続しなくても、本体だけでフィルムからSDメモリーカードに画像を保存していくことができます(ウィンドウズ系に限りパソコン接続もOK)。「写ルンです」で撮った場合も、その本体の中味はネガフィルムですから、もちろん現像した後でスキャンOKです。スキャナーとして使用しないときには、MP3の音楽プレーヤーなど多目的に使用可。
ちなみに、製造元の正式名称は「キャビン工業」で、「キャビン」ブランド各製品の営業・販売は「浅沼商会」(KINGブランドで知られる会社)が行っています。一般のお客様がお買い求めになる場合は、カメラのキタムラで、キャビン製品を普通に購入していただけます。
APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
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35ミリ判フルサイズのデジタル一眼レフを使っている方が、手ブレ補正機能を生かした本格的な望遠撮影ができるズームレンズをお探しの場合に、候補としておすすめの1本。ひとまず、キヤノン用だけが先に発売されます。35ミリ判対応とはいえ、フィルム一眼レフに関しては、最高級機のキヤノン「EOS-1V」とニコン「F6」(ニコンマウント未発売)でしか、手ブレ補正機能が動作保証されていないので、実質的には最新デジタル専用モデルです。
基本性能は、中望遠をカバーして200mmまでの撮影ができる望遠ズームレンズで、絞りの開放F値は、全域F2.8で一定。AFには、超音波モーターが採用されています。蛍石と同等の性能を誇るという高級ガラス素材が使用され、絞り開放からシャープでコントラストの高い描写が可能です。ただし、シグマ製の似たような焦点距離のレンズに比べて価格は高いので、撮影の用途を検討した上で、お買い求めください。絞り込んで使うことのほうが多い場合や、三脚に載せて撮ることが多い場合(手ブレ補正は不要)、あるいは、接写でも使用する場合、機材を担いで歩く時間が長い場合などが予想されるならば、ほかの候補も含めて検討を。
また、焦点距離と開放F値が同じシグマ製のズームレンズで、手ブレ補正(OS)がない製品が、各社マウント対応で既に発売されていますが、そちらはマクロ仕様で、最大撮影倍率1:3.5まで被写体に近付けます。そのほか、望遠側で開放F5.6まで許容できるなら、手ブレ補正付きで70-300mmという望遠ズームレンズもあり、そちらのレンズは、重さが約半分、価格は約3分の1です。
このレンズの選択の決め手は、高性能ガラス素材と、手ブレ補正機能。開放F2.8を生かして、背景ボケを美しく描写したり、少しでも速いシャッター速度で撮りたい場合などには、活躍の機会がありそうです。
(定価/税込21万円)
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。