平成10年6月20日
カラープリントを処理する機材メーカー、感材メーカーがラボや小売店など業者向けのラボシステムショーが6月17~19日、東京・五反田のTOCで開催されましたが、デジタルのオンパレードで、銀塩が主体であった数年前と比較すると大きく様変わりして、デジタル時代の到来が機材面でも明確に出ていました。
各社ともデジタルカメラ、パソコン、インターネットなどのユーザーニーズにどのようにマッチングさせるかを課題として機器開発をしている様子がうかがえましたが、参考出品も多く、方向性を探っている段階にあって実用化はまだ少し先のようです。
システムとしてはお客さまのデジタルデータをただ単に写真にするだけではなく、ポストカード、カレンダー、シールプリントなど(これらのプリントを総称して「メディアプリント」と呼ばれています)に出力できるよう指向していました。加工の容易なデジタルデータで今までの銀塩のカラープリントよりも画像を生活に密着させ、もっと楽しめる工夫がなされていました。デジタル化によって、写真の世界も大きく変わろうとしていることがうかがえるショーでした。
近接撮影は、カメラ・レンズには便利な機能や製品が多くありますが、光についてはいろいろと面倒なセッティングをしなければなりません。ウエスト電気が25cmまでの接近モードを搭載し、花などの撮影に威力を発揮する多機能オートストロボ[PE-28S]をこのほど発売します。
最近、花を被写体にして楽しむ人が増えましたが、撮影の時にライティングで「どうしよう」と、困る姿をしばしば見かけます。この悩みをかなり解消してくれるのがこのストロボです。発光部を下方向へ30度まで可動でき、近接センサーを内蔵していることで、撮影条件に左右されずに簡単に近接(25cm)ストロボ撮影が楽しめるのが大きな特徴です。また、スレーブ機能を搭載していますから、増灯コードを使用することなく多灯ライティングも可能で人物撮影にも威力を発揮します。上方向には90度までのオートバウンド機構も内蔵して柔らかな光が欲しい時には天井や壁に反射させてのオート撮影もできます。さらに被写体、撮影意図によって光量とF値をそれぞれ3段階調節でき、オート機構が働きますから失敗のない写真が得られます。
ライテングが面倒とあきらめていた近接撮影が容易になり、人物撮影にも適した多機能ストロボですが、モードやガイドナンバー切り替えなどは分かりやすく操作できるのも大きな特徴となっています。
[メーカー希望小売価格 16,000円]
写真を人にプレゼントする時「写真代はもらえないナー」と思いながら渡していませんか。一人一人では大した額ではありませんが、多人数ですと、ちょっと痛いですね。でも逆に「この人には……」と想い込めて写真をプレゼントする場合、写真を裸のまま渡すのはなんとなく気がきかないように思いませんか。そんな時のためにハクバ写真からフォトマウント[ランス]が発売されました。
このランスはサービスサイズ用(Lと2Lの2種類)の中折れの手軽な見開き写真台紙で、中の額は楕円と飾り窓の2面で、両面に写真を入れるのも、片面にメッセージ(カード付き)を入れることもできます。縦、横型の2タイプがあって写真に合わせて選べます。写真を差しみ、台紙を開いて立てれば写真立てになります。
娘の、息子の写真を親元に送る時、恋人、ガールフレンドを撮った写真を渡す時などにこのランスに入れると普通のスナップ写真が活き活きとする効果もあります。
[メーカー希望小売価格 L(クリーム、ネイビーなど5色)180円、2L(クリーム、= ネイビーなど3色)280円]
オリンパスは被写体に10cmまで近づいての超近接撮影が可能なAPS対応コンパクトカメラ「NEWPIC= M10 MACRO」が7月中旬に発売される予定です。
従来コンパクトカメラでは不可能とされていた超近接撮影を可能にし、F44= までレンズを絞り込むことにより非常に深い被写界深度がとれますので、カメラとの距離が10cm~30cmの間にあるすべての被写体にピントが合います。またシャッタースピードもマクロ撮影時に= 1/1000秒と同等が切れ、被写体の瞬間の動きも静止画像としてとらえる事が可能です。もちろん、通常のコンパクトカメラと同様に無限遠までの撮影も可能ですので、風景撮影や人物のスナップ撮影なども簡単に楽しむことができます。
価格はオープンプライス
高解像度、高画質なフルカラー画像、そして優れた操作性を実現。
ニコン一眼レフタイプレンズ交換式デジタルカメラE3/E3s。
http://nikon.topica.ne.jp/ei_j/digicam/e3.htm
ニコンデジタルフォトプリンタNP-100 写真画質でカードやシールにダイレクトプリント
http://nikon.topica.ne.jp/ei_j/printer/np-100.htm
ニコン超音波モーター内蔵AF一眼レフカメラ用交換レンズAi AF-S= Nikkor ED400mmF2.8D
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/afs40028_98.htm
ミノルタPDF 電子カタログにDimage Scan Multi を追加
http://www.minolta-sales.co.jp/catalogue/catalogue.html
『風の谷のナウシカ』から13年、天才・宮崎駿の凶暴なまでの情熱が世界中に吹き荒れる。構想16年、製作期間3年を費やしたこの野心作は、日本映画史上最高の配収110億円を記録した。
かつて日本で神獣シシ神の首をめぐる人間と、もののけの戦いがあった。惨劇の中で出会うアシタカと少女サン。サンは人間の子でありながら深い森に棲む獣に育てられた「もののけ姫」だった・・・。混沌期の日本を舞台に、人間中心の社会をつくろうとする製鉄集団と自然を守ろうとする神々の戦いを描いた冒険活劇。この冬には、日本映画としては過去最大規模での全米公開が控えているので (英語版吹き替えには大物ハリウッドスターを起用)、“もののけ”旋風はまだまだ当分収まる気配はなさそう。
デビューから1年半、これまでのシングルを全て含む1st・アルバム。秀逸なるダンス・ポップ集といった感じ。ユーロビートやハウスのダンサブルなポップ感をJ-POPに還元したサウンドは、知念の声に爽やかにマッチしている。正面から恋を歌ったものや沖縄にいたころの自分を思う歌などが、収められている。シングルの中では感じられなかった1人の女の子としての彼女が、今作ではかなり色濃く伝わってきている。
すでに懐かしく聴こえるシングル曲と、現在の彼女の姿が映し出されたこの作品は、次への大切なステップにもなっている。
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。