「風景」
総評:私が審査するこの風景部門だけで5,000点以上もの応募があり大変に驚きました。これは応募者の皆さんの熱意の表れだと思います。そして作品はどれも見事な出来栄えでした。惜しくも選外になった作品にも素晴らしいものが多数あり、写真の表現の可能性の広がりを実感することができました。ごく身近なところにある目の前の風景を、どうつかみ、どう表現していくかが大切です。それは日ごろ自分の思っていること、感じていることを映像としてどう表現してくかということにもつながります。今回、そういう視点に立った作品をたくさん見ることができました。素晴らしいことだと思います。 |
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審 査 員
竹内敏信 氏 |
たけうち としのぶ/1943年愛知県生まれ。名城大学理工学部卒。愛知県庁勤務の後、フリーとなる。主として35ミリ一眼レフカメラを駆使し、鋭敏な感覚と的確なテクニックで自然の映像化に挑戦しつづける。風景写真の第一人者として最も人気が高く、多くの写真コンテストの審査委員を務める。写真展、講演会など多数。アマチュアの指導にも力を入れている。主な写真集に「花祭」(誠文堂新光社)、「天地」「一本櫻百本」「竹内敏信の熊野古道」「大欧羅巴」「山河照抄」(出版芸術社)がある。日本写真芸術専門学校 校長。NPO法人フォトカルチャー倶楽部顧問。
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