ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー
七五三は家族全員の行事でもあります。
普通は子供は着物ですが、親もそれなりに改まった格好をするのが普通です。
家族全員で記念写真を撮っておきましょう。
今回は七五三での家族の集合写真を撮るときのポイントを紹介します。
集合写真の場合全員が同じような明るさになっていないと、顔の明るさに差が出てしまいます。
作例(2)ではみんな日陰になっているのにおじいちゃんの顔だけに光が当たっているので他の家族に露出を合わせるとおじいちゃんの顔がとんでしまいます。
また、逆におじいちゃんの顔に露出を合わせると他の家族の顔が暗くなってしまいます。このように明るさに差が出るような光線状況は避けましょう。日陰なら全員日陰に入るか全員日向にするかどちらかに統一しないと人物の明るさにムラが出てしまいます。
背景に良い素材といってもなかなか難しいというのが現実だと思います。通常は遠い背景をぼかして撮るなどの方法も可能ですが七五三シーズン中の神社は人が多くて遠くを背景にしようとするとほとんどの場合、間に人ごみが入ってしまいます。
作例(3)で背景に使ったのは山門の扉の片方です。扉に三つ巴の紋が入っていたのでそれをポイントにしました。このような背景なら家族のすぐ後ろになるので周りの人ごみが写りません。扉と家族の間を人が通り抜けるときを避けてシャッターを切ればよその人たちはカットすることができます。どうしても神社の外観を背景にしたい場合はある程度神社から離れて、神社が適度な大きさになるようにズームで調節して撮りましょう。このときなるべく近くに人ごみがない場所を選ぶと良いでしょう。
また、地域やタイミングにも寄りますが、11月にはそろそろ紅葉が始まっている場所もあるはずです。もし紅葉のタイミングがうまく合っていたら紅葉を背景に入れると華やかな印象に撮る事ができます。
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人ごみは避けて
家族全員で集合写真を撮るにはそれなりのスペースと引き(前後の空き空間)が必要です。まずは人で混雑していない場所を探しましょう。これは結構大変なのですが神社の端っこのほうなどに移動するなどしてできるだけ人ごみのない場所を探しましょう。たまに賽銭箱の前などで撮っている人もいますが 作例(1)、賽銭箱の前は混雑していますし、背景としてもあまりおもしろくありません。後ろや横によその人が入ってしまうことが多いので避けたほうが無難です。