ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー
さて、年度末が近づいてきました。我が家は共働き家庭なので自動的に子供たちは就学前は保育園でした。
年度末になると毎年発表会があり、きっと時間をかけて覚えたであろう歌や劇を見に行くのはとても楽しみでした
(覚えさせる先生方もさぞ大変だったことでしょう)。
保育士の先生によれば、クラスのまとまりができあがってからでないと発表会などの練習は難しいため、
どうしてもこのイベントは年度末になってしまうのだそうです。
手作りの衣装を着て歌ったり踊ったりする晴れ舞台です。
「すごーく上手だったよ」の言葉とともに写真もたくさん撮っておきましょう。
発表会は室内のイベントなのでどうしても暗い場所で撮ることになります。保育園や幼稚園の発表会は園内の遊戯室などを使うことが多いので照明も普通の蛍光灯くらいのものです。このような状況ではやっぱり一眼レフが一番撮りやすい機材です。できれば一眼レフと外付けストロボがあれば完璧です。ビギナー向けや中級モデルの一眼レフにはたいてい内蔵ストロボがついていますが、発表会には外付けストロボがあると便利です。外付けストロボのほうが光量が大きいので多少離れたところからでもストロボの光が届きます。
作例(3)はISO感度を800に設定して外付けストロボを使って撮りました。おかげでブレもほとんどなく、感度も高めに設定しているのでストロボの光で撮ってもそれほど不自然なイメージにはなっていません。
作例(4)は200ミリで撮りました。席は真ん中よりちょっと後ろくらいだったでしょうか。もちろん、会場の広さやそのときの席にもよるのですが、200ミリクラスの望遠レンズがあるとけっこうアップで撮る事ができます。小学校の体育館などでは物足りない場合がありますが、幼稚園や保育園の遊戯室クラスなら200ミリでもけっこう楽しめます。
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全体を撮るなら一番前の席から広角で
子供たちの発表会では背景になっている後ろの壁に子供たちの手作りの大道具があったり子供たちが描いた背景などが飾られていることがあります。全体を一枚撮りたいところですが後ろの席から全体を撮ろうとすると手前に人の頭が入ってしまうことがよくあります。
[作例(1)]後ろからでも脚立に乗るなどして高い位置から撮れば近くの人は写らないのでまだマシですが、大きな後頭部が画面手前にドーンと入っているとちょっと目障りです。できれば一番前の席から広角レンズで撮ったほうがいいでしょう。
[作例(2)]これなら人の後頭部は避けられます。ただし、前の方にいる子はよく写りますが、後ろのほうにいる子は陰になってよく見えないという場合があります。お子さんが前にいるタイミングをねらって撮りましょう。