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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

卒業式Vol.053 2012年3月2日更新

3月は卒業シーズンです。卒業式の日はどこのママ、パパもカメラを持っていきます。
私ももちろんカメラを持っていきました。保育園の卒園式では手を抜いてコンデジを持っていったところ、
ろくな写真が撮れず不本意な結果に終わってしまったので、小学校の卒業式には重いのを覚悟で
カメラバッグに一眼レフと明るい望遠ズームと明るい標準ズームを入れて持っていきました。
あぁ、重い…でもやっぱり一眼レフでないと思うように撮れないし。
結果は、やっぱり重くても一眼レフを持ってきてよかった、となりました。
さて、今回は卒業式の式典中の写真を中心にお話します。

(1)明るい望遠レンズを用意しよう

(1)明るい望遠レンズを用意しよう

暗いので万全のブレ対策を

保育園の卒園式にコンデジを持っていった事で一番「撮りにくい」と感じたのが暗くてぶれやすいことでした。特にコンデジでは望遠側で開放絞りが暗くなるので、手ブレにはもちろん注意していましたが被写体ブレ防ぐことができず、ブレブレ写真を量産してしまいました。
また、式典中は一度座った場所からは一歩も動けないので遠くにいる子供を撮るには望遠で寄るしかない状態なのに、望遠が不十分でイマイチ満足のいく大きさにフレーミングできなかったのも悔しかった一因です。ではブレを防ぐにはどうしたらいいでしょうか。とりあえずは感度を高く設定しましょう。私はこのときはISO1600にセットしましたがいまどきのデジタル一眼ならもっと高感度で撮ってもきれいに撮れるはずです。


(2)式典中は動けない

(2)式典中は動けない

200ミリクラスの望遠ズーム、絞りは開放で

体育館の中は暗いので、絞りも開放にします。とりあえず、この状態で練習のつもりで一枚撮ってみましょう。シャッター速度はいくつになったでしょうか。最低でも1/160秒くらいはキープしたいところです。もしシャッター速度が二桁クラスだったら、もっと感度を上げましょう。また、デジタルなので少しくらいなら撮影後にPCで明るさの補正をすることも可能です。
作例(1)は1/125秒です。ぶれるよりは、暗く撮って後で明るさを補正するつもりでー1補正して撮りました。作例(2)は会場の状況です。私はこの年たまたま保護者会の役員をやっていたので来賓席の一番後ろに座っていました。こういった式典中は動くわけにいかないので望遠レンズがないとアップで撮ることはできません。

(3)証書授与の状況

(3)証書授与の状況

なるべく子供をアップにフレーミングする

作例(3)は卒業証書授与の状況です。来賓席といっても一番後ろですし、かえって保護者席のほうが少しは席が選べるので(その代わりそうとう並ぶ覚悟が必要ですが)違う角度から撮ることができるはずなのですが、式典中は自分が座った席から狙えるポイントだけを撮るしかありません。
この場合は校長先生の後姿を全部画面に入れる必要はありません。子供をアップにして校長先生は適当に切ってしまいましょう[作例(4)]。校長先生の後姿は入れるとしてもせいぜい左半身くらいが入っていれば十分です(校長先生ごめんなさい)。式典中はいろいろ制約が多くて撮りにくいのが現実です。すべてを撮るのは無理なので、あらかじめここだけは撮るというポイントを決めておいて、そこを確実に押さえるようにしましょう。どの席をとるかもそれを基準に考えれば座る場所も決まってきます。

(4)校長先生はほとんど切ってしまって子供をアップに

(4)校長先生はほとんど切ってしまって
子供をアップに


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