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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

スポーツを撮るVol.059 2012年4月13日更新

今週は花見のスナップにしようか、とも思ってはみましたが掲載される頃には花が散っているであろうという
タイミングになってしまったので今週は子供のスポーツの試合を撮ってみましょう。
緊張の一瞬や勝ったときの笑顔、負けて悔しい涙顔も、
アルバムにぺたっと貼ればきっときらめく思い出の一枚になってくれるでしょう。

(1)高速シャッターで撮る

(1)高速シャッターで撮る

スポーツ写真はできれば一眼レフで

スナップならコンデジでもけっこう撮れますがスポーツ写真には一眼レフがほしいところです。何しろ一眼レフはAFが速い、シャッタータイムラグもない(ほぼ)という利点があり、この「レスポンスがよい」というポイントはスポーツ写真に欠かせないからです。もちろん昨今のコンデジだっていろいろな面で「速さ」に磨きがかかっているのは事実なのですが。やっぱり「撮りやすさ」という面では一眼レフにはかないません。

シャッター速度は1/500秒を目安に

スポーツは動きが速いのでできれば1/500秒くらいのシャッター速度を確保すると安心です。ただ、作例(1)のような屋内でのスポーツでは明るさに限度があるのでなかなか1/500秒は難しいということもありますが、それでもできるだけ速いシャッター速度を使いましょう。ISO感度を高く設定すればある程度は速いシャッター速度が使えるはずです。


(2)上半身のアップ

(2)上半身のアップ

表情をメインに撮るなら上半身アップで

スポーツの写真では、全身をフレーミングして「動き」の一瞬を捉えるとスポーツらしい写真になりますが、表情をメインに撮りたいなら上半身のアップで撮るとよいでしょう[作例(2)]。さすがに顔だけのアップでは何をしている写真なのかがわかりにくくなってしまいますが、手が画面にはいっていればそれらしい動きも表現できますし、表情も大きく撮る事ができます。


(3)敵の後姿で臨場感アップ

(3)敵の後姿で臨場感アップ

敵の後姿を入れて臨場感を出す

敵と向き合って戦う格闘技スポーツなどでは、撮りたい選手(子供)の顔が見えるほうから撮るのが基本です。このとき、敵の後姿を少しでも画面に入れて撮ると臨場感が出ます。この場合敵の後姿は脇役ですからはみ出していてもいっこうにかまいませんし、ボケていても写っていればいいのです。作例(3)は青のほうが撮りたい子供なので、青の正面になるほうからカメラを構えて準備していました。あえて中央ではなく右よりのAFフレームを選択して、画面左側に空間を作ります。そして選択した右よりのAFフレームに子供を合わせて、敵の後姿を入れるように撮りました。ためしに左側の敵選手の後姿を隠して写真を見てみてください。この後姿があるのとないのとでは写真全体の緊迫感がまったく違うのがわかると思います。


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