ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー
ちょっと前にも取り上げたテーマですが、赤ちゃん写真のヒントを紹介します。
生まれたばかりの赤ちゃんはほとんど家の中での生活ですから写真も当然室内で撮る事が多くなります。
また、ホントに小さいうちは飲んでは寝るのくりかえしで
なかなか表情のある写真を撮るのは難しいものです。
そんななかでも赤ちゃんをよりかわいく、幸せなイメージの写真を撮るヒントを紹介します。
作例(2)は天井にストロボを向けて発光させて撮った写真です。このときは天増が白だったのでそうしましたが天井に色が付いている場合は黒やグレーだったら白い壁などに向けてバウンスさせるといいでしょう。色の付いた部分にバウンスさせるとその色が光にかぶってしまうので自然な色になりません。この方が肌の質感もきれいに撮る事ができます。
寝てるか飲んでるかの赤ちゃんは、まだ周りの様子もよくわかりませんし、生きてることで精一杯です。まだまだ、豊かな表情が出てくるには時間がかかります。生まれたばかりの赤ちゃんは首も腰も据わっていませんから座ることも出来ず横になったままです。ついつい上から撮った顔のアップばかりの写真になりがちですが、手足の表情を捉えるように撮ってみるとマンネリから脱出できます。小さな拳をぎゅっと握っていたり。顔の近くで手足をばたつかせているときなど動きやポーズに変化があるところを狙うとかわいく撮る事ができます。顔の表情はもうちょっと大きくなればいろいろ撮る事ができます。新生児のうちは手足の表情を狙って撮ってみましょう[作例(3)]。
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外付けストロボならバウンスでストロボっぽくない写真が撮れる
室内の撮影で一番困るのが室内は基本的に「暗い」ということです。暗い場所で撮るとぶれやすくなるので手ブレや被写体ブレに注意しながら撮らなければなりません。最近はカメラも暗いところに強いものが沢山ありますが、ちょっと暗いレンズを使っているとやはりシャッター速度が遅くなりがちです。一番簡単なのはストロボを使うことですが、暗い場所でストロボの光をまともに当てると人物はなかなかきれいに撮れないものです[作例(1)]。
こんなとき外付けのストロボがあると便利です。外付けストロボの多くは発光部(ぴかっと光る部分)の向きが変えられるようになっていて、上向きにしたり横に向けて発光させることが出来ます。直接赤ちゃんにストロボの光を当てずに一度天井や横の壁などに光を当てて反射した光で撮ればストロボの光で撮ったときの硬い光やくっきりした影もできず自然でやわらかい光で撮ったような印象になります[作例(2)]。ちょうど間接照明で光を当てているような感じだと思ってもらえばわかると思います。