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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

夏の行楽のスナップVol.073 2012年7月20日更新

夏は行楽シーズンでもあります。
海や山など夏休みならではのお出かけは子ども達にとってワクワクするイベントです。
楽しい一日の思い出を沢山撮って家族のアルバムに残しましょう。
今回は夏の行楽のスナップのヒントを紹介します。

夏の日差しはキツイ、ゆえに陰もキツイ

夏は日差しの強い季節です。きつい日差しが作る日陰もまたきつく、日向と日陰の明暗差が大きい季節でもあります。作例(1)はちょうどお昼くらいに撮った写真です。太陽が高い位置にあるため、ほとんど真上から日がさしています。この角度で日がさしていると逆光でなくても顔に陰が出来ます。Tシャツの肩部分や腕、テーブルの上など日が当たっているところは自然な明るさに写っていますが、かんじんの子供の顔にきつい陰が出来てしまって、表情がよくわかりません。特に帽子などをかぶっていたら顔は完全に陰になってしまい、暗く写ってしまいます。

(1)お昼くらいに撮った写真

(1)お昼くらいに撮った写真

+補正で顔を明るく

逆光のスナップの撮り方でも説明しましたが、+補正をして撮れば顔を明るく撮る事ができます。昼間で逆光ではなくても真夏は顔に出来る陰に注意が必要です。作例(2)は+1.3補正して撮りました。この状態だと黄色のTシャツの色などは実際の見た目よりも白っぽく写ってしまいますが、子どもの顔は明るく自然な色に撮る事ができます。この場合やはり子どもが主役なので、子どもの顔を優先して明るさを調節したほうが写真全体の印象もナチュラルな感じに仕上がります。

(2)+1.3補正

(2)+1.3補正

下から見上げる角度で青空を背景にする

夏といえば青い空に白い雲。夏のイメージを出すにはとてもよい背景素材です。他にもさわやかな緑や夕日など、夏を連想させる背景アイテムはたくさんあります。せっかくですからスナップを撮るときも背景にちょっと気を配って夏っぽいイメージを作ってみましょう。もし、晴天で青い空が広がっているときなら下から見上げるような角度で撮って背景に空を入れるように撮ってみましょう。作例(3)は川岸の大きな岩に登った子どもを川の中から撮りました。こうすると背景に山の濃い緑と青空が写るので写真全体が夏っぽいイメージになります。水着を着て水中眼鏡をつけているので、それだけで「どこか泳ぎにきたのだろうな」ということはわかりますが、背景が人工的なコンクリートの壁といった状態では(実際にこの作例の対岸を背景にするとコンクリートの壁が背景になります)せっかくのイメージが台無しです。空はどこに行っても頭の上に広がっていますから下から見上げるように撮れば背景に入れることが出来ます。

(3)下から見上げる角度で青空を背景にする

(3)下から見上げる角度で青空を背景にする


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