ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー
ちょっと前に赤ちゃんのスナップの話をしました。
今回はもうちょっと大きくなった子どものおうちでのスナップを撮ってみましょう。
子供をつれてのお出かけではただでさえ大きな荷物を抱えて歩かなければなりません。
着替えにオムツにおしり拭き、水分補給のためのマグや周りの迷惑を考えて黙っててもらうためのおやつ、
そのうえベビーカーときたらとてもこのほかにカメラバッグなんか持っていけません。
でもおうちでのスナップなら、比較的落ち着いて撮る事ができます。
今回はおうちで子どもの写真を撮ってみましょう。
赤ちゃんは家族みんなをしあわせな気分にさせてくれます。赤ちゃんだけのスナップだけではなく家族が一緒に写っているスナップも撮っておきましょう。このときのポイントは一緒に写っている家族も楽しそうな表情でいる瞬間を狙うことです。
作例(2)はパパに高い高い(ちょっとアレンジされてますが)をしてもらって得意げな表情を撮ってみました。こういう遊び方もいつまでもできるものではありません。赤ちゃんはあっというまに大きく重くなってしまいます。こんな遊び方が出来るのも今のうちです。何気ない一日を子どもを中心に家族の日記をつけるような感覚で撮ると後で楽しいアルバムが作れますよ。
ちょっとトラブルにあい、泣き出してしまいました[作例(3)]。小さな手でパパにしがみついて泣いているところをスナップ。窓からの逆光で小さな涙の粒を撮る事ができました。この作例に限らずおうちでのスナップを明るくやわらかいイメージで撮るにはお天気の良い日中に窓からの自然光で撮るのが一番です。特にこのときは白い壁の部屋で、窓も大きく明るかったのでとても撮り易い状況でした。壁が白い部屋などでは+補正をしたほうが明るく撮る事ができます。
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おもちゃなどで遊ぶ自然な表情を撮る
おうちでのスナップですから赤ちゃんもリラックスしている状態です。いつものおもちゃなどを出して遊んでいる自然な表情を狙ってみましょう。せっかくおうちで撮るのでお出かけには持ち出しにくい一眼レフで撮りましょう。レンズは標準ズームがあればそれ一本で大丈夫ですができれば明るいレンズがあれば理想的です。Aモード(絞り優先)にセットして絞りを開放にすると背景がボケてふわっとやわらかいイメージで撮る事ができます。
作例(1)では明るいイメージにするために+1.3補正をしています。そのためシャッター速度が遅くなりがちだったのでISO感度を1000に設定しています。今の一眼レフは優秀なのでISO1000くらいでもざらつきが気になる、なんてことはありません。1歳くらいになると赤ちゃんもとても表情が豊かになってきます。たくさん撮ってかわいい一瞬をのがさないようにしましょう。