ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー
秋といえばスポーツの秋とか読書の秋とか芸術の秋とか食欲の秋など、いろいろな秋がありますが、
今回は食欲の秋を採用して料理の写真を撮ってみましょう。
最近はブログなどで自分で作った料理やレシピを紹介したり、
プライベートで記録用にお弁当などの写真を撮る人も多いようです。
料理を撮るときの小さなヒントを紹介します。
もうちょっと見た目にかっこいい写真にしたい場合はやや低めの位置から近くに寄ってアップにしてみましょう。お皿の片側は切れるくらいにフレーミングしてみました。このとき一皿だけで画面いっぱいにしようとすると画面いっぱいにどどーんと大きく撮ることになってしまい、それはそれでかっこよくするのは難しいので後ろに少しスペースをとります。画面が主役のお皿でぎちぎちになるより、ちょっと間があったほうがバランスがよくなるからです。
しかし、何もない空間を間として使うのはこれも慣れていないとなかなかうまく出来ないので脇役(他の皿)に登場してもらいます。作例(2)では他のお持ちのお皿を一皿とお漬物のお皿を脇役にして背景に入れました。主役のおもちのお皿フレーミングした後、寂しくあいてしまった空間を埋めるようにお皿を配置するとうまくいきます。この脇役の2皿はボケボケになってしまうのですが、この2皿があるのとないのとでは写真全体のイメージがまったく違ってきます。
作例(3)はカメラをわざと傾けて撮ってみました。実を言うと浅く平べったいお皿と後ろのグラスをうまくフレーミングするのが難しかったのです。このオムライスの場合、お皿は平べったくあまり高さのある料理ではないので横位置で撮るのが普通なのですが、オムライスのお皿に合わせてフレーミングすると脇役のグラスが、中途半端に切れてしまいバランスがイマイチでした。「グラスは脇役なんだから切れたっていいじゃん」と言われてしまいそうですが、やはり中途半端な切れ方だといかに脇役とはいえかっこ悪いのです。そこで苦肉の策として斜めに傾いたフレーミングにしてみました。これも中途半端に1度とか2度くらいの傾きだと、ただ水平をとるのに失敗したみたいになりますからちょっと思いきって傾けてしまいましょう。
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作例(1)は地元の児童館のおもちつきイベントで撮った写真です。テーブルに置いたおもちのお皿全体が入るようにフレーミングして撮りました。なんだか説明的な感じの写真になっていますが、記録用として撮るならこれが正解です。記録としてはどんな種類のおもちがいくつ(一人分)だったか、後で見て一目でわかるように撮る事が大事だからです。この撮り方ならお皿の大きさに対しておもちの大きさもわかりやすいし全体にピントが合っているので記録としてはとてもわかりやすい写真です。