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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

公園でスナップを撮るVol.088 2012年11月2日更新

秋も深まってきましたが、まだそれほど寒くもなく外遊びにちょうどよい季節です。
もう我が家の子供たちは大きくなってしまったので、公園で一日過ごすようなことはもうありませんが、
小さな頃は日曜日に家族で公園に行けば一日遊べたものでした。
公園での一日と言うのは特に何かの記念日と言うわけではありませんが、
こういった普段の生活のスナップは後で見返してみるとけっこう楽しいものです。
今回は公園の遊具で遊んでいる場面のスナップを撮ってみましょう。

スポーツモードで撮ればぶれない

作例(1)シャッター速度が遅い

作例(1)シャッター速度が遅い

作例(2)高速シャッターならぶれない

作例(2)高速シャッターならぶれない

子供の動きはけっこう速いので低速シャッターだとぶれます。一眼ユーザーでAモードやSモードを使い慣れている人なら、シャッター速度を1/500秒以上の高速シャッターをキープすれば、ほぼブレの心配はありません。が、これは1/100以下になると要注意です。作例(1)はトランポリンのような遊具でピョンピョン飛び跳ねているところを撮った写真ですが、1/80秒でみごとにぶれています。作例(2)のほうは1/1250秒という高速シャッターなのでぶれずにきれいに撮れています。AやSモードはちょっとわからない、と言う場合はスポーツモードで撮るとよいでしょう。また、こういうシーンではシャッターチャンスが大事です。高く飛び上がったところを狙いましょう。何回か練習するとタイミングよく撮る事ができるようになります。がんばって楽しそうな笑顔の瞬間をゲットしましょう。


作例(3)下のポジションでは迫力が出ない

作例(3)下のポジションでは迫力が出ない

ブランコは横から一番振り切った瞬間を狙う

ブランコも子供に人気のある遊具の一つです。公園でもブランコの周りには順番待ちの列が出来ているのをよく見かけます。ブランコは一番振り切った時(一番高いところに来た瞬間)に一瞬止まるので、そこがねらい目です。作例(3)と(4)は横から撮った写真です。ブランコのような振り子状の動きをファインダーで追うのは結構難しく、慣れが必要なのですが頂点で一瞬止まる瞬間を狙うのがベストです。一番高い位置なので子ども達の表情も楽しげだし、動く速度も一番遅いのでぶれにくい瞬間です。逆に一番低い位置では一番速度が速く、撮りにくい割には絵柄がおもしろくありません。作例(3)が一番低い位置で撮った写真ですが、ファインダーで追いきれず立っているほうの子供は頭が切れてしまうし、ブランコがちょっと斜めになっているだけなので迫力もありません。

作例(4)一番高いところを狙う

作例(4)一番高いところを狙う

AF-Sを上手に使う

ブランコを撮るときはピント合わせにコツがいります。AF-Sで頂点に子供がいるときに一度ピント合わせだけを行い、フォーカスロック(シャッターを半押しにしてピントを維持する)して次の振り以降でいい表情の瞬間を待ちましょう。昔よくあった置きピンのような方法です。フォーカスロックすればその間ピントは動かないので、シャッターチャンスに集中できます。


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