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ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

雑貨をおしゃれなイメージにVol.098 2013年01月11日更新

ふわっとボケのきれいな写真は女性に人気のようです。
明るくやわらかいイメージの写真を撮るにはノウハウももちろんありますが、
機材選びも大きなポイントです。ふわっとしたボケを得るにはどうしたらよいのでしょうか。
今回は雑貨写真を例にして明るくソフトな写真を撮るための機材とコツを紹介します。

ぼかすには絞りを開けることと寄ること

大きくやわらかいボケを作るには、とりあえず絞りは開放です。開放とはレンズの絞りを目いっぱい開けた状態のことです。こうするとピントが合う範囲が狭くなると同時にボケは大きくなります。つまりボケる部分については、よりボケボケになります。その代わりピントがかなりしシビアになるのでピント合わせには注意しましょう。
もう一点は被写体に寄って撮ることです。こうするとさらにピントが浅くなり、前後のボケ度も高くなります。大きなボケを得るには絞りがF2.8以下のものが適切なのですが、この「寄る」という方法でボケを大きくすると開放がF5.6などの暗いレンズでもけっこうボケてくれます。
作例(1)はF1.2で撮っています。ここまで明るいレンズはズームにはありませんが、明るいレンズを一本持っていればこういった大きなボケを楽しめます。

作例(1)絞りを開けるほどボケは大きい

作例(1)絞りを開けるほどボケは大きい

撮像素子が大きいほどボケも大きい

まず、ボケを大きくするには絞りを開けることと広角レンズよりは望遠レンズを使ったほうがよい、ということはよく言われています。そのほかボケの大きさを左右する要因の一つに撮像素子の大きさがあります。
つまり一眼レフならAPS-Cサイズよりもフルサイズのカメラのほうが同じように撮ってもボケの大きさが大きいということです。これは画角による違いからくるもので説明するとまたまた難しく長い話になってしまうのでとりあえず撮像素子が大きいカメラほどよくボケる、と覚えておいてください。これはミラーレス機でもコンデジでも同じことが言えます。最近のミラーレスは一眼レフ並の大きさの撮像素子を採用してるモデルも多いので、そういったモデルなら一眼レフ並の背景ボケボケ写真を撮る事ができます。コンデジの撮像素子はそれよりだいぶちいさいので、画面全体にピントの合った写真を撮るにはよいのですが背景をぼかす写真にはあまりむいていません。背景ボケを楽しむのが目的ならカメラを選ぶときに撮像素子の大きさも考慮して考えましょう。

作例(2)画面内を明るい色で埋める

作例(2)画面内を明るい色で埋める

作例(3)窓際のやわらかい光

作例(3)窓際のやわらかい光

画面内に暗い色を入れない

「完全に」というのは無理ってものですが、画面内に無用に暗い色を入れないように気をつけるときれいなハイキー調の明るい写真を撮る事ができます[作例(2)]。いくらプラス補正をしても、画面内が黒っぽいものばかりだと、なんだか黒のしまりが悪いだけの写真になってしまい、きれいなハイキー調の写真になりません。
また、室内窓際などの明るくやわらかい逆光で撮るといい感じにソフトなイメージを出すことが出来ます[作例(3)]。


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