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磯遊びを撮ろうVol.127 2013年08月02日更新

夏休みということでまたまた行楽のスナップです。今回は磯遊びでのスナップを撮ってみましょう。磯遊びといえば潮溜まりや浅瀬でイソギンチャクをつついたりや小さな魚などを捕ったりするのが子供にとっては一番の楽しみです。捕まえた小さな魚などは我が家では「帰る前に逃がす」ことになっています(ちょっと大きめの魚は塩焼きになることもあります)が、逃がす前に写真は必ず撮っています。子供的にも「こんなの捕まえた」という記念になるので、何か捕まえると必ず「撮って」と言いながら見せにきます。この前撮った写真を見せたら「魚が見えないな、もう一枚撮って」と言われました。捕った魚は少しでも大きく見せたい、という気持ちがあるようです。今回は魚と一緒に撮るこどものスナップです。

とりあえず顔のそばに飼育ケースを寄せて一枚

いつものように「ママー魚捕まえたから撮ってー!」と呼び出され、カメラを持っていくと飼育ケースに捕まえた魚を見せてくれました。とりあえず顔の近くに飼育ケースを持ってもらって一枚撮りました。普通に撮ればこんな感じです[作例(1)]。子供のほうは上半身だけで十分です。全身入れて撮ろうとすると写りが小さくなってしまいます。また、なるべく子供と飼育ケースだけでフレーミングしましょう。余計な空間を取ればその分飼育ケースの写りがちいさくなってしまい、本当に何がはいっているのかわからない状態になってしまいます。

作例(1)普通に撮るとこんな感じ

作例(1)普通に撮るとこんな感じ

もっと大きく写したいなら遠近感を利用する

さて、普通に考えたら以上が一番魚を大きく、しかも魚と子供を一緒に撮る方法です。次に考えられるのが遠近による大きさの違いを利用して魚を大きく見せる方法です。魚をカメラの近くに突き出せば、その分大きく写りますから子供に「魚を突き出して見せて」とでも言って飼育ケースをカメラのほうに突き出すように持ってもらう方法があります。もうひとつが自分(撮影する人)で片手に飼育ケースを持ち、フレーミングに入れて片手で撮影する方法です。[作例(2)]がこの方法で撮った写真です。これだと魚はかなり大きく写すことができます。ただし、この方法はコンデジでの場合のみ有効です。片手で撮るなんて一眼レフでは無理だし、一眼レフだと魚か子供のどちらかにピントを合わせると、他の片方がぼけて写ってしまいます。コンデジなら撮像素子が小さい分ぼけにくいので子供も魚もそれなりにシャープに写すことができます。

作例(2)自分が飼育ケースを持って撮る

作例(2)自分が飼育ケースを持って撮る

飼育ケース越しに子供の顔を撮る

[作例(3)]は飼育ケース越しに撮ってみました。これが最大に魚と子供を一緒に撮る方法だと思います。飼育ケースの隅にいる小さいハゼ(メダカくらいの大きさでした)やエビの存在までわかるくらいの大きさに写すことができます。顔が暗くなりがちなのでストロボを使いましたが、飼育ケースに反射しないように真正面より少し上から撮りました。こういう状況でストロボを使うときは必ず背面モニターで反射の具合を確認しましょう。ちなみにノーストロボで[作例(4)]くらいの写りでした。写真はちょっと工夫するといろいろ楽しめます。今年は楽しい夏写真をたくさん撮りましょう。

作例(3)飼育ケース越しに撮る

作例(3)飼育ケース越しに撮る

作例(4)ノーストロボだと顔が暗い

作例(4)ノーストロボだと顔が暗い


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