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フォトブックのコツVol.157 2014年03月07日更新

卒業シーズンがやってきました。年度がかわるこの時期、フォトブックを作ってみませんか。私は個人的に家族のフォトブックを一年に一度作っています。一年に一回くらい写真を整理してフォトブックにしないと収拾がつかなくなるからなのですが、年度の変わり目のこの時期はフォトブック作りによい時期だと思います。私が子供のころ父が写真を撮ってアルバムにしておいてくれました。今、私の娘がそのアルバムを「わ~ママが子供の時と私そっくり~」などと楽しそうに言いながら眺めています。子供の写真は将来のその子の家族にとっても楽しい宝物になってくれます。ぜひ紙で残すことをおすすめします。また、クラブやサークルの卒業アルバムを作るのもいいと思います。今回は後で見て楽しめるようにフォトブックを作るときのコツを紹介します。

見開きごとにテーマを決める

まずフォトブックの場合本のようにページを開いて見ることが前提になります。できれば見開きごとにテーマを決めて写真を組むと、後で見るときにまとまった感じのフォトブックにすることができます。もちろん写真点数の問題もあるのですべての見開きがきっちり同じテーマの写真で埋められるとは限りませんができるだけ見開きごとに同じテーマの写真を入れるようにしましょう。フォトブックなら写真の大きさや組み方などを自由に変えることができますから、あるだけの写真でうまく組むことができると思います。だいたいは日付順でいいと思いますがテーマは見開きごとに決めていったほうがフォトブック全体のイメージがすっきりします。

日付順もいいけど見た目で分類するのもあり

[作例(1)]のページは水族館に行った時の写真で組んでみました。実際にはこれは一日で撮った写真ではありません。左ページのイルカの写真と右ページの白イルカの写真は同じ日に撮ったものですが真ん中の2枚のスナップは別の水族館で撮った写真です。要するに日付順に並べたら同じページには入らないはずの写真の組み合わせなわけですが、フォトブックの見た目を考えるとこのほうがいいと判断して一緒のページにレイアウトしました。

作例(1)見開き単位でテーマを決める

作例(1)見開き単位でテーマを決める

たまにはキャプションを入れよう

キャプションというのはよく雑誌などで写真のすぐ下や横に入っている写真の説明をしている文章のことです。フォトブックですから写真がメインになる本なわけですが、たまにキャプションを付けて、写真を撮ったときの状況やその時の気持ちがわかるようにしておくと後で見たときに楽しさ2倍のフォトブックになります。[作例(2)]はうみで遊ぶ子供たちを撮りました。楽しそうなのは写真を見てもわかりますが、この時は海に入る前に「洋服濡らさないから入っていい?」という会話がありました。そのことをすっかり忘れるくらい楽しかった、ということを他の人が見てもわかるようなページにしたかったのでキャプションでそのことを説明しているわけです。そんな約束をしたことは子供たちと私しか知らないことですが、後でこのフォトブックを見るのはこの時現場にいなかったパパやおばあちゃんであり、まだ見ぬ将来の家族であるかもしれないわけです。全部の写真にキャプションを付ける必要はありませんがたまにちょっとこういった説明があると楽しいイメージが伝わるページになります。

作例(2)たまにキャプションを入れると楽しい

作例(2)たまにキャプションを入れると楽しい


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