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紅葉を撮るVol.190 2014年10月24日更新

私の地元ではまだまだ紅葉には早く、銀杏もまだ青いままです。温暖な地域なので紅葉のピークは毎年12月上旬くらいですが、先日テレビで天気予報を見ていたら、もう紅葉の画像が出ていました。ので、そろそろ紅葉の写真の話をしようかと思います。山岳写真などを撮られる方は山で紅葉を撮ると思いますが私は近所で済ませてしまうことが多いので、ちょっと有名なお寺や森林公園が紅葉撮影のメインです。桜同様ですが紅葉もちょっと探せば近所にも意外ときれいなポイントが見つかるのではないでしょうか。同じ撮影ポイントに何回も通うということは意外と大事なので、できれば行きやすい場所でよいポイントを見つけておきましょう。

見上げるアングルではプラス補正を

前に紅葉の写真の話をしたときにも紅葉を下から見上げて撮る作例を出しましたが、このようなアングルで撮るときはプラス補正が必要です。露出補正なしだと作例1のようにアンダーで暗い写真になってしまいます。空を見上げるように撮るわけですから、空の明るさに引っ張られてカメラが暗くなる露出を選んでしまうため、紅葉の色がきれいに出ません。別に空の色を出したいわけではなく、紅葉をきれいに撮りたいわけですから、紅葉のほうに露出を合わせるために+補正して撮りましょう。作例2は+1.7補正しています。これくらいだときれいな紅葉の色が出ています。空は真っ白に飛んでしまいますが、ここは空の色より紅葉の色が優先です。

作例1 露出補正なし

作例1 露出補正なし

作例2露出補正+1.7

作例2 露出補正+1.7

山ならタイミングを外す心配がない

紅葉の写真を撮りに行くとき、山に行くとどこかできれいな紅葉に出会えます。山は上から紅葉が進むので、その時きれいな紅葉になっている高さまで移動すればタイミングを逃すという失敗がありません。平地だとタイミングが悪くてきれいな紅葉が見られないということもありますが高低差のある場所なら、きれいに紅葉しているポイント(高さ)まで移動することができます。

橋の上や展望台からなら広々と撮れる

作例3は湖の橋の上から撮りました。観光地の湖などは周遊できる道路が整備されていることが多く、見通しがいいので広々とした風景を撮るには便利なポイントです。また、山の上なら展望台のような場所からだと広い風景を撮ることができます。いくら高い場所でも気が生い茂った森の中からでは開けた景色を見ることができません。こういった見晴らしの良いポイントからなら広い風景を撮ることができます。また、光の方向にしても橋の上なら順光側と逆光側を撮ることができるのでいろいろ撮ることができます。

作例3 展望台や橋の上から撮る

作例3 展望台や橋の上から撮る

背景に紅葉を使う

作例4と作例5は森林公園で出会った猫です。作例4は横位置で猫の後ろ姿を撮りましたが、作例5は縦位置にして背景に紅葉のボケを入れてみました。秋っぽい感じになったと思います。紅葉を背景に入れると秋のイメージを強調できるので、紅葉そのものをメイン にした写真でなくても、前ボケやボケにして写真に入れてみましょう。

作例4 横位置

作例4 横位置

作例5 縦位置で背景に紅葉

作例5 縦位置で背景に紅葉


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