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レストランで料理を撮るVol.208 2015年03月06日更新

ちょっと前に料理の手順の撮り方を取り上げました。今回はレストランなどに行ったときの料理の写真の撮り方を紹介しようと思います。先日家族と外食したとき、結構スマホなどで料理の写真を撮っている人がいました。雰囲気のいいいお店だったり、ちょっと盛り付けのきれいな料理だと「一枚とっておこう」という気持ちになるようです。娘もスマホでデザートの写真など撮っていました。いくつかコツをおさえるとコンデジでもそれなりにきれいに撮ることができるのでがんばってみましょう。

広角より望遠側で

コンデジで撮るときは広角側で撮ることが多い気がしますが、料理の写真の時はなにか広角を使う理由が特別にある場合をのぞいて望遠側で撮ったほうがきれいにまとまります。作例1は広角側で撮りましたが、テーブルの上の余計なものがたくさん入ってしまっています。向かい側に座っているパパのひじまで入っています。これでは写真としていまひとつなのでズームを使って望遠側で撮ることにします。ズームでアップにしたのが作例2です。このほうが料理も大きく撮れますし、なにより背景にある余計なものを画面からカットすることができます。料理と一緒に店内のようすも写しこみたいとか、料理のボリューム感を出したいなど、目的によっては広角が必要になる場合もあるので広角が悪いというわけではないのですが、料理の写真をこぎれいに撮るには望遠のほうが無難です。

作例1広角側

作例1広角側

作例2ズームでアップに

作例2ズームでアップに

縦と横での撮りわけ

さらに横位置で撮ったのが作例3です。料理の写真には縦位置で撮ったものが多く見られます。コース料理のように何皿もある料理を集合的に撮るときやメニューなどのように説明的な写真には横位置が多いのですが、単品の写真で、とくにイメージ重視の写真の場合は縦位置で撮られた写真のほうが目につきます。私自身も料理を撮るときは縦位置でフレーミングしたほうが撮りやすいことが多いので、とりあえず縦で撮ります。今回も作例2は縦で撮っています。縦で撮ってお皿の端は切るというのがいつもの撮り方なのでここで終わりにしようかと思ったのですがチョコで書いたハートを引き立てて撮りたいと思ったので、横位置にしてハートを画面中央に近くなるようにフレーミングしたのが作例3です。

作例3横位置でチョコのハートを強調

作例3横位置でチョコのハートを強調

作例4Pで撮影

作例4Pで撮影

作例5背景ぼかしモード

作例5背景ぼかしモード

背景ぼかしモードを使う

コンデジに採用されていることの多い機能の一つが背景ぼかしモードです。コンデジは撮像素子が小さいため、絞りを開けて撮っても一眼レフほどはボケが大きくなりません。画面全体をシャープに写すにはこのほうがいいのですが、「主役にピント、背景はふわっとぼかす」という写真が撮りたい時に困ります。こんな時に背景ぼかしモードを使うと便利です。一眼レフと同じように撮れるわけではありませんが、それっぽい写真にすることはできます。作例4は普通にPモードで撮った写真です。一方作例5は背景ぼかしモードを使って撮ったものです。同じようなフレーミングで撮っていますが、写真全体の雰囲気が違うのがわかると思います。作例5のほうが主役に目が行くのは背景に入っているパンがぼけていて主役だけにピントが合っているからです。特に寄って撮る場合このモードは効果的に使えるので、自分が持っているカメラをいじってみてこのモードがあったら遊びのつもりで一度使ってみましょう。


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