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ウインドウディスプレイを撮るVol.239 2015年10月09日更新

普段はあまり街の写真は撮っていないのですが、冬が近くなると夜景がきれいになってくることもありカメラを持って街中をウロウロすることが多くなります。先週はハロウィーンの写真でしたがこれも街中で撮った写真でした。街中で写真を撮っているとウインドウディスプレイが目を引きます。それぞれのお店で商品をきれいにレイアウトして飾っているので、それだけですでにおしゃれな被写体です。今回はウインドウディスプレイを撮ってみました。

ガラスに書かれた文字を重ねる

ウインドウディスプレイはガラス越しに飾られています。手前にガラスがあるのでそのガラスとの重なりを利用して撮るにはガラスに書かれた文字や映り込みなどを利用するとそれらしいイメージの写真になります。作例1はウインドウのガラスに書かれたお店の名前をディスプレイされた服に重ねるために斜めの角度から撮りました。特に夜はディスプレイのある室内のほうが外よりも明るくなるので昼間とは違ったイメージで撮ることができます。このようにガラスが手前にあるのがわかるように撮るとディスプレイらしい雰囲気になります。

作例1文字を重ねる

作例1文字を重ねる

ガラスへの映り込みを使う

作例2はマネキンがディスプレイされたウインドウを横から撮りました。普通ウインドウディスプレイは正面から見ることを想定してデザインされていることが多いのですが横からの角度で撮ると変化が出せます。また、作例3は、作例2のウインドウのマネキンの顔をアップで撮ったものです。夜だったので周りのお店のイルミネーションが映り込む角度から撮りました。この時映り込みがボケて重なるように絞りを開放にして撮っています。開放で撮ればイルミネーションのボケが大きくぼけますし、点光源のボケも丸く写ります。
夜のウインドウは昼間と違って外光が入らないので、ウインドウの照明の効果が大きく出ます。点光源の丸いボケを引き立てるにはボケが黒または暗いところに重なるようなアングルを探します。

作例2横から撮る

作例2横から撮る

作例3ガラスへの映り込みを重ねる

作例3ガラスへの映り込みを重ねる


店内の様子を入れると奥行きがでる

作例4は宝飾店のウインドウです。正面から撮ればウインドウのデザインどおりの絵になるのですが、デザインされたものをそのまま撮るのでは面白くないと思い、アングルを変えて撮りました。この時は店の奥のほうをフレーミングに入れることで写真に奥行きをだしてみました。ウインドウディスプレイだけではそれほど奥行きがなく平面的な印象になりがちですが、このように角度をつけることで写真に奥行きを出すこともできます。

作例4店内も入れると奥行きがでる

作例4店内も入れると奥行きがでる


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