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ハロウィーンを撮るVol.238 2015年10月02日更新

秋から冬にかけては写真に撮るイベントが多くなります。運動会や七五三もそうですが、ハロウィーンや紅葉の写真も撮りたいし、夕焼けもきれいな季節だし秋の花も撮りたいしと欲張り始めるときりがありません。私の地元からそう遠くない場所に洋館がたくさんある場所があります。毎年ハロウィーンの時期になると仮装のイベントがあったり、洋館のインテリアをハロウィーンの飾り付けで飾ったりしています。毎年一度はそこで写真を撮っているので、今回はその作例を使ってハロウィーンの飾りつけを撮るときのヒントを紹介します。

同じものでもパターンを変えていろいろ撮っておく

このイベントの飾りつけは毎年テーブルセットがメインな感じなのでテーブルセットを撮ってみました。作例1はテーブル全体の様子です。ハロウィーンなのでカボチャがいろいろなところに飾られていますがこのテーブルセットにもカボチャが使われています。テーブルセットをメインに撮るとして、全体ワンカットで終わらせずにいろいろなパターンで撮っておきましょう。アップにしたりちょっと引いて撮ったりアングルを変えて撮るといろいろなバリエーションで撮ることができます。

作例1テーブル全体

作例1テーブル全体

背景を考えてフレーミングを決める

作例2は横からカボチャの乗ったお皿を手前と奥に配してフレーミングしました。手前のお皿と一緒に奥のお皿も入れてフレーミングするために真横から撮りました。なるべく奥のお皿にもピントが来るようにF7.1で撮っています。この作例を撮るときに気を付けたのは手前のお皿と奥のお皿がちゃんとセンターに入るようにポジションを決めて撮ったことです。この場合ポジションがきちんとセンターに入っていないとメインのカボチャの位置がセンターからずれてしまいます。主役のお皿だけでなく後ろに写るものがどんなふうにフレーミングに入るかを考えて撮る必要があります。また、絞りを開けてピントを浅くしたパターンも一枚撮っておきました。(作例3)ピントが浅くなることで奥がぼけるため手前のお皿に視線が行くようにした例です。さらに低いアングルから撮ると(作例4)完全に手前のお皿だけが主要被写体になります。

作例2真横からきっちりと撮る

作例2真横からきっちりと撮る

作例3絞りを開けて後ろをぼかす

作例3絞りを開けて後ろをぼかす


アップも忘れずに撮る

一皿だけをアップで撮るのもいいでしょう。作例5は縦位置で撮ったので画面上のスペースが余ります。このスペースにガラスの瓶が入るようにしました。ガラスの瓶は中途半端に切らないように全体を入れました。背景はぼけてしまいますが、ぼけているからといて中途半端に切るのは避けましょう。横位置に変えてさらに寄ったのが作例6です。これくらい寄って撮るときはお皿の端を切ってフレーミングします。この点については料理の写真と同じです。このように一つのものでもいろいろなパターンで撮っておくと後で選ぶことができますし、写真を撮るときに工夫することが写真力のアップにもつながります。

作例4低いアングルから撮る

作例4低いアングルから撮る

作例5縦位置で一皿だけ撮る

作例5縦位置で一皿だけ撮る


作例6お皿の端は切って

作例6お皿の端は切って



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