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レストランで料理を撮るVol.289 2016年09月30日更新

秋はよく「芸術の秋」とか「食欲の秋」とかいろいろな「~の秋」といわれる言葉があります。夏が終わって涼しくなると過ごしやすくなり、暑くてなかなかやる気が出なかったなにかを始めようという気になるのかもしれません。なぜ「食欲の秋」なのかを聞けばたいていの人が「食べ物がおいしいからじゃない?」と答えます。私個人は「本当は夏バテで食べられなかった季節が終わって食欲が出てきた」ってことも関係あるんじゃないかと思っていますが。今回は出かけた先のレストランで料理を撮ってみました。

やはり一眼レフのほうがきれいに撮れる

テストが終わって早く帰ってきた長女に「ねえママ、今日のお昼は外で食べようよ」と言われ、じゃあついでに写真も撮ろうと思って一眼レフを肩にかけたら「え~、そのカメラ持ってくの」とあきれ顔をされました。どうやら娘はレストランの料理を一眼レフで撮る母を「なんて無粋な」と思っているらしいです。娘が言いたいことはわかっているのですが、料理の写真はスマホやコンデジではきれいに撮りにくいという問題があります。だからカメラバックを持って行くのは遠慮してレンズは一本にしたんだけど・・・と思いながら出かけました。スマホは光学ズームが付いてないしコンデジの望遠側は使いにくいというのが、料理の写真に向いていない大きな原因です。それに寄って撮ることになるのでピントも薄くなります。コンデジだと背面パネルを見ながら撮ることになりますからピントをロックしてからフレーミングしなおすときにピントがずれてしまうこともあります。結果的にピンボケになってしまうこともありますから料理の写真にはやっぱり一眼レフがいいと思います。作例1はコンデジで撮りました。広角側を使うとテーブルの上の余計なものがたくさん入ってしまうので、邪魔なものが写りこみます。それにカメラが勝手な判断でストロボを発光させることもあるので困ります。作例2はコンデジのズームを使って望遠側で撮りましたが、望遠側は暗いうえにピントを合わせたいところに合わないことが多くて困ります。それと、どうも私が使っているコンデジは望遠側で撮るとコントラストがイマイチな気がしてほとんど広角側しか使っていません。

作例1 コンデジ広角側

作例1 コンデジ広角側

作例2 コンデジ望遠側

作例2 コンデジ望遠側


ちょっと望遠側を使って余計なものは切る

とりあえずテーブルの上にとりたい料理をレイアウトして並べます。一皿だけで撮るのは難しいのでメインの料理と脇役に使うパンの皿とオリーブオイルを並べました。画面に入りそうなところから余計なものをどかすとテーブルの上の状況はだいたい作例3のような状態です。かなり散らかった感じですが、撮り終わるまで娘には辛抱してもらいます。とりあえず横位置で撮ったのが作例4、そのまま縦位置で撮ったのが作例5です。個人的には2~3皿の料理なら縦位置のほうが撮りやすいと思います。本当は席から立って、もうちょっと離れたところから撮りたいのですが、お店の迷惑になってはいけませんから席に座ったまま後ろのほうにのけぞって撮りました。

作例3 余計なものはどかす

作例3 余計なものはどかす

作例4 横位置で撮る

作例4 横位置で撮る

並べ替えてもう一枚

今度は料理を並べ替えてもう一枚撮ってみました(作例6)。同じ素材を使っても並べ方で違う写真を撮ることもできますから、自分お好みに合わせて並べ方を変えてみるといいでしょう。作例4と5でもわかるように皿全体を写す必要はなく、ここを写したいと思うものが画面に入っていれば端のほうは切ってしまって大丈夫です。ファインダーを見ながら脇役のポジションを調整して、レイアウトを決めるとバランスよく撮ることができます。

作例5 縦位置で撮る

作例5 縦位置で撮る

作例6 レイアウトを変えてみる

作例6 レイアウトを変えてみる



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