カメラのキタムラスタジオマリオカメラのキタムラ

デジカメプリント・フォトブック・カメラのことはおまかせ!

閉じる

ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

クリスマスツリーを撮るVol.297 2016年11月25日更新

ハロウィーンが終わってちょっとしたら早いところではもうクリスマスの準備に入っています。12月には街はすっかりクリスマスのイメージになっていることでしょう。いろいろなお店のディスプレイもクリスマスツリーやサンタをモチーフにしたものがたくさん出てきます。お店のディスプレイを眺めてみると様々なデザインのツリーがあり、ツリーを見て回るだけでもけっこう楽しめます。今回は室内に飾られたツリーの写真を撮ってみました。屋外の大きなツリーもいいと思いますが、それぞれの家庭に飾られるツリーをよりきれいに撮るためのコツを紹介します。

電飾がきれいに写るようにタイミングを合わせて

今回撮ったツリーはオーナメントのほかに豆電球のような青のイルミネーションがついたものでした。このイルミネーションはずっと点灯しているタイプではなくチカチカと点滅するタイプです。昔うちでも子供たちが小さかった頃こういう点滅するタイプのイルミネーションで飾ったツリーを寝室においていました。当然ではありますがこういうタイプのツリーに場合はイルミネーションが点いている受胎で撮らないとせっかくの明かりが写りません。作例1はタイミング悪くイルミネーションが消えているときにシャッターを切ってしまったため、オーナメントだけのツリーにのように写ってしまった例です。点滅するタイプのイルミネーションを生かすときはイルミネーションが点いているタイミングでシャッターを切りましょう。

作例1 イルミネーションが消えている

作例1 イルミネーションが消えている

ブレを防ぐには感度を高く設定する

作例2はISO400で撮りました(作例2)。補正なしで撮るとシャッター速度は1/15秒です。手ぶれ補正機能を使えばギリギリいけるかな、というシャッター速度ですが、安心して撮りたい場合は三脚の使用をおすすめします。もし、三脚を持っていないとか三脚は使ってはいけない状況だったらISO感度を高く設定してシャッター速度を稼ぐ方法もあります。作例3はISO感度を1250に設定して撮りました。シャッター速度は補正なしで1/60秒です。カメラをがっちり構えてブレに注意して撮れば手持ちでもなんとかぶれずに撮れる速度です。

作例2 シャッター速度1/15秒

作例2 シャッター速度1/15秒

作例3 シャッター速度1/60秒

作例3 シャッター速度1/60秒


露出補正で好みのイメージを作る

補正なしでも十分撮ることができますが、露出補正で好みのイメージを作ってみましょう。作例4はプラス補正で見た目よりも明るい写真になりました。特にイルミネーションの明かりが強調されているのがわかると思います。また、クリスマスと言うのは夜のイメージが強いイベントです。作例5は-補正でちょっと暗く撮ることで夜っぽいイメージの写真にすることもできます。暗い中でイルミネーションが光っている様子を印象的に表現することができます。

作例4 +補正で明るく撮る

作例4 +補正で明るく撮る

作例5 補正で夜っぽいイメージにする

作例5 補正で夜っぽいイメージにする


オーナメントのアップは丸ボケをいかして

こういったイルミネーション付きのツリーの場合オーナメントのアップの写真もおすすめです。寄って撮ることでピントが浅くなりボケが大きくなるので、イルミネーションの明かりが丸ボケになり、よい背景になってくれます。また、遠くの丸ボケは大きく、近くの丸ボケは小さく写るので、奥行きのある後ボケとしてよい素材だと思います。作例6はトナカイのオーナメントをアップで撮りました。きれいな丸いボケにするためには絞りを開放にして撮るのがおすすめです。絞りを絞るとその分丸ボケは小さくなりますし、ボケが丸くならず絞りの形(八角形とか)になってしまいます。

作例6 豆電球の丸いボケを後ボケに使う

作例6 豆電球の丸いボケを後ボケに使う


LINEで送る
 
年賀状印刷なら最短1時間のカメラのキタムラ 2025巳年(令和7年)
年賀状印刷なら最短1時間のカメラのキタムラ 2025巳年(令和7年)