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バドミントンの試合を撮るVol.328 2017年06月30日更新

私の家族では末の子が小学校のころからバドミントンをやっています。上の子はまったくスポーツには興味がなく文系の子なのですが、下の子には向いていたらしくはじめて以来すっかりはまってしまい、一生懸命やっています。スポーツをやっている子供がいるとやはり試合の時は一生懸命がんばっている姿を撮りたくなります。夏は試合の季節でもあります。末の子は来週から夏の大会が始まるので私もカメラを持って試合を見に行く予定です。今回はバドミントンの写真を作例にスポーツを撮るときのコツを紹介します。

機材は一眼レフと望遠系ズームレンズ

スポーツの写真はなにしろ動きが速いのでスマホやコンデジでは追いにくく、ピントの速さや高速シャッターを使うことなど、とにかく速さが必要なので機材は一眼レフが必要です。一眼レフの光学ファインダーなら早い動きも追いやすいですし、AFも早くスポーツ写真に必要な機能が採用されているのでスポーツの試合には絶対必要です。また、スポーツの種目にもよりますがほとんどのスポーツで望遠レンズが必要になります。練習の時はともかく試合では遠くから撮らなければならない場がほとんどです。機材は一眼レフと望遠系のズームレンズを用意しましょう。私は70~200ミリF2.8をメインに使います。バドミントンの場合会場の広さにもよりますが200ミリクラスのレンズがあれば何とか撮れます。明るいレンズがなければISO感度を高く設定して高速シャッターを使うようにしましょう。

露出はマニュアルで

私は個人的に普段は絞り優のAEで撮ることが多いのですが、スポーツの時はMで撮っています。スポーツの場合、人物が不規則に動き回っていることが多く、背景がどうなるかが撮る瞬間までわからないので、AEだと背景の色や明るさに左右されて人物が暗くなったり明るすぎたりすることが多いからです。作例1と2は背景の色が全く違いますがMで撮っているので人物の明るさは変わりません。明るさもだいたいはモニターで確認できますから、ちょうどいいと思う明るさに露出を固定して撮ったほうがいいと思います。また、この時ISO感度オートはOFFにしておきましょう。せっかく露出をMにして撮っていてもISO感度がオートになっていると、カメラが勝手に感度を変えてしまうので、背景によって人物がオーバー(明るすぎ)になったりアンダー(暗すぎ)になったりします。

作例1 露出はMで

作例1 露出はMで

作例2 露出はMで

作例2 露出はMで


打つ直前を狙うと撮りやすい

スポーツのシャッターチャンスは、ほんの一瞬です。撮りたいタイミングに合わせて撮るにはかなり慣れが必要です。シャッターチャンスを逃したくない場合連写を使うのもいいと思います。ただ、スポーツで連写を使うと、カット数がものすごい数になってしまい後で整理するのが大変なので私は、連写はあまり使っていません。慣れるまではだいたいいつもシャッターのタイミングがわずかに遅くなってしまい、「あ~、ちょっと遅かった」という写真を量産していました。うち抜いたところでもかっこよく撮れることはありますが、とりあえずは打つ直前に撮るつもりでシャッターを切るように心がけるとそれなりにかっこいい写真を撮ることができます(作例3)。

作例3 打つちょっと前を狙う

作例3 打つちょっと前を狙う


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