頂き物の蕎麦粉

池袋教室の受講生より会津土産ですと粗挽き蕎麦粉を戴きました。
その粉は、玄蕎麦の皮を剥かずに挽いた粉で細かな外皮が混ざり風情ある蕎麦になります。
来月の教室で、頂いた方に味わいさせたいと試し打ちを致しました。

封を切り蕎麦粉を手に取り握りますとサラサラと指の間からこぼれ落ちます。 湯捏なら繋がりそうですが、風味が損なわれます故、何時もの蕎麦粉を繋ぎに外２で打つことにしました。

水回しも良し、之から伸しに入るところです。
繋ぎが蕎麦粉とは贅沢ですよね！蕎麦同士のグルテンで上手く繋がっているようです。

蕎麦切りも上手くいきました。茹で上がりは如何なんでしょうか？

過日、築地で求めましたお値打ちの辛味大根で味わうことにします。

連休の中日で小春日和です。辛味大根たっぷり乗せ、この時期に例えて時雨蕎麦と致しました。
蕎麦は旨い。あれ～、辛味が薄いね！青首大根のチョイト辛いぐらいなのです。
お値段がお値段ですから、辛味の方も割り引かなくてはならないようですね！
それとも、肥料が効いた畑で育ったのでしょうか？
職場に蕎麦好きの方がおりましてチョイト甘めの辛味大根を添えて届けることにしました。
以前、他の方に届けましたら「店で蕎麦を注文できなくなり、饂飩党になりましたよ！」と、お褒めか？恨み節か？またまた催促か？分からないお礼を戴きました。
そりゃ～、不味い訳が無い。「たかさご」の店主が吟味した蕎麦粉ですから．．．．．
多少、打ち手の腕が至らなくても蕎麦粉が補ってくれているンですヨ。

試し打ちは繋がり、美味しく戴きました。之なら、自信を持って来月の教室にお礼の蕎麦を打って行くことが出来ます。戴いた蕎麦粉の量を増やし、外３程で打とうと思います。

日本橋店中古売場　田口由明