最後の頼み事（マミヤ６IV型編 ）

襷の作動が重いのです。ゆっくりと開き、手助けを致しませんと開かないのです。
この様な襷の不具合はコツがいるのです。油分切れだろうと注油すれば済むことでは無いのです。ブラシでリベット部（赤丸部）をブラシでゴシゴシしてゴミを掻き出します。
Aベンジンを注しながら油分の汚れを洗浄します。その後注油をします。
襷溝部（画像にはありませんが）のカシメピンには蝋を塗ります。
元気よく飛び出していきました。

シャッター部を本体から分離して、前後のレンズ群を外します。
豚鼻ネジの切り掛けを合わし押さえ環・秒時環と外していきます。

強制開放しますとシャッター羽根に油分の湿潤が見られます。
誤魔化し仕事なら、チョチョイと油分を拭えば事足りますが。。。。

シンクロターミナルを外します。

レリーズレバーを外します。引っ張りバネを逃がし、セット環を外します。

シャッター裏側にある４本のネジを外すと、前後に分離します。

長くなりますので続きがあります。

日本橋店中古売場　田口由明