修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2009.09.03
企業の経済状況は元気が無いみたいで、会場は昨年と比べますと縮小です。
出展企業も元気がありませんが、三条鍛冶道場は人気です。今までの様にエコバッグを貰える主入り口を避けまして、入場専用の入り口に並び開場と同時に走ります。
あっ~と言う間に受付に長~い列が出来ました。
思わずお茶の水先生の姿を列に探してしまいました。あれから早い物で一年の時が過ぎました。悲しみの包丁作りの記事をご覧下さい。
http://kitamura.jp/photo/repairer/2008/re206.html
良き相談相手を失い修理の知識を継続して提供すべきか?悩む毎日が続いているのですヨ。
今年の三条鍛冶道場に異変有り。会場縮小の煽りを受けまして屋内となったのです。
屋内ですから、火気を使用すること罷りならんとの消防の指導が在りました。
ならし打ちのスプリングハンマーは騒音の問題でボツ。渡されました材料は、歪み取り・整形・砥の粉塗り・焼き入れ・焼戻しを師匠の方々に代行して頂いたものでした。
其れでは、俄職人の包丁作りを致すことにします。
研ぎも重要な技であることに間違い在りません。研ぎが出来ませんと切れ味に繋がります。
刃をつけられるよう水砥石で削り落とします。力を抜きますと回転に負けてしまいます。
常に角度を一定にしませんと波模様になったり、幅広になったりむずかしいのですヨ。
削り具合を確かめながら進めるわけですが、指導が入り、匠に任せて修正して貰う羽目になります。
ヨシャ~アとお墨付きが出ますと仮柄を取り付け、荒砥・中砥・仕上げ砥の順に刃を付けていきます。
昨日は、指迄も研ぎました方が多々おられたようで注意がありました。
小生も以前指先を研ぎまして、ヒリヒリ痛い思いを致しました。
新聞紙で切れ味を確認します。研ぎ上がっていない箇所は、新聞紙が引っ掛かるのです。
最後に鏨で名を切って頂き柄付けまして烏賊切り包丁の完成です。
修理部時代工具の仕入れでお世話になりました新潟県三条市の五十嵐プライヤー様のブースにご挨拶。
勧められた三角クジで大当たり、水揚げ鋏を戴いちゃいました。
社長さん。池袋の受講生とダブルで大当たりしまして申し訳ありません。
(ホンダHPより転載)
包丁づくりを終わり、歩き回っておりましたらホンダのブースでお洒落な耕耘機(ピアンタ:FV200)が目に止まりました。ガソリンの代わりにカセットボンベが燃料で発売以来大人気のようです。女性を意識した清潔感のある白が基調です。
(画像を撮るのを忘れてしまいました。)
カセットボンベですから扱いも安全ですし、長期間使用しないときのガソリンの抜き忘れによるトラブルが無いのが売りです。又、家庭菜園への移動の際に折りたたみが出来、泥落ちカバーで車内を汚さない配慮がされています。畝作りのオプションもあり欲しくなってしまいました。
この頃、年でしょうか?埼玉菜園を鍬で耕すのも骨が折れます。
願わくば、もう一声のお値段ならば嬉しいですね!ホンダさん。
日本橋店中古売場 田口由明
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。