修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2011.07.22
都会では新暦でお盆を行いますが、まだまだ旧暦で行う所が多いようです。
お盆を迎えるにあたり、何を思ったのか女房が、ぼたもちを作ると言うのです。どうぞ、と言いますと作れないと言う。Webで調べて、これこれだと教えても私に作れと譲らない。
アズキは昨年津久井大豆栽培の際に頂いた大納言がある。仕方なしに作ることになる。
しかし、圧力鍋は不具合いで使用できない。柔らかく煮ることが出来るのか?
大納言を洗い沸騰させ湯を捨て水洗いすること3回。豆の量の2倍半の水をいれる。
煮始めて15分。豆を潰すと柔らかい。圧力鍋などいらない津久井根小屋産の大納言である。水が多すぎたようだが、煮汁を捨てるわけにいかず暫く煮詰めることになる。
ザラメ150g甜菜糖100gを加える。
煮詰めていく過程が剣呑でもある。プクッと膨れて飛び散るのである。手に付けばアッチチだ!これくらいの硬さで良かろうと火を止める。チョイと味見をしてみた。大納言の風味豊かな味がする。津久井の大納言は違うようである。
左がO型。右がA型の作である。先に震災復興大臣が就任間もなく辞職した後「自分はB型で配慮が足らなかった」と、血液型に置き換えた発言をして各国より??のコメントがあった。これからは略歴に血液型を明記し、判断しなければならないのか?
結局、お鉢が回ってきてしまう。ラップ上に餡を伸ばす。
俵型の飯を乗せ餡で包むのです。
餡を均等に包むのが難しい。
都合30余を握り終える。O型はパックに詰めていそいそと近所に届ける。
届け先でどの様な言葉を付け加えたか?A型は知る由もない。
翌日、お礼の言葉を受け取ったようだが、O型は一人悦になっていたようだ!
ご飯が残ってしまった。O型は捨てれば良いという。A型は勿体ないと扁平に伸ばし笊で干す。素朴な煎餅として味わうつもりだ!
ところで、ぼたもちとおはぎに違いが有るのだろうか?
俗説であるのか?こしあんがおはぎ。粒あんがぼたもちとの説もある。又、米粒が残っているのがおおはぎ。お餅見たいに突いたのがぼたもち。高級なのがおはぎ。
本当はぼたもち(牡丹餅)、おはぎ(お萩)と書くと理解できる。
牡丹が咲く頃の春の彼岸。萩が咲く頃の秋の彼岸。アズキの粒をそれぞれの季節に咲く花に見立てたのです。
では、牡丹に餅が付いた由来はと申しますと「倭漢三才図会」に「牡丹餅および萩の花は形、色をもってこれを名づく」とあります。
言葉的には、春はぼたもち、秋はおはぎと使い分けるようですが、昨今はおはぎで通すお店が多いようです。
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