修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2011.09.16
直進キーを傷めないようヘリコイド部を確りと固定して鏡筒部を反時計方向に回しますと分離します。
両者の間の調整ワシャーは、レンズ固有であり紛失や組み込み忘れに注意します。
化粧環を外します。
化粧環を外すと絞り値作動軸が現れますから外します。
エクスプロラーを使いCリングを外します。Cリングはバネが効いており、思わぬ飛び出しに注意が必要ですから、左手の指で押さえておくのが良いですね!
フィルムケースを差し入れ、押さえ、フィルムケース側を下にして鏡筒部を引き上げ分離します。
油分の湿潤で絞り羽根が貼りついています。
貼りついています絞り羽根は並行移動してお互いの貼りつきを分けます。無理に剥がそうとすると羽根の変形に繋がります。順番に並べ、ベンジンで洗浄します。
絞り値作動環上に絞り羽根を並べた後、フィルムケースを台にして乗せます。
1)鏡筒側の絞り値作動軸取付位置を開放位置にします。
2)絞り値作動環の絞り値作動軸ネジ穴を合わせ、鏡筒を被せます。
フィルムケースと鏡筒を押さえ引っくり返します。
フィルムケースを取り去った後、絞り値作動環をスイングさせながら絞り羽根のダボを鏡筒部の穴に落としこんでいきます。
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