修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2011.10.28
名産の小布施栗を求めました。何で小布施に栗なのだろう?
「高井郡小布施村次第」に書かれていることによると「申伝事」として、弘法大師が小布施へ寄った際、3個の栗の実を蒔いたのが始まりのようです。
江戸時代には松代藩の進物用に使われ、極上品は幕府への献上品となっています。
となると、主人が江戸へ出府する際、土地の特産品を将軍家に奉り、献上の残り物と称して、江戸御留守居役とか用人が、御番所へ届けに来る。ま~ぁ。藩中の侍が江戸で揉め事を起こしたときに善処を願うためでもある。根岸備前守鎮衛や隼新八郎もお鯉の栗料理を味わったかも知れない。(白岩弓枝著:はやぶさ新八御用帳を参照)
栗の汚れを水洗いします。
蕎麦の膳:たかさごの店主の薦めもあって求めましたアサヒ軽金属の活力なべを始めて使うことになりました。活力鍋に栗が浸るほどの水を入れます。
蓋を閉めて加熱。圧力が上がりますと重りが揺れます。揺れてから3分。急速減圧をするのですが、説明書を読んでも方法が分かりません。重りを外すと一気に蒸気が吹き出しました。おっ~と。剣呑だ!でも、活力鍋を利用すると短時間で済み、エコな茹で方です。
減圧されてから栗を取り出しますと、一部の栗が爆ぜていました。
温かい内は鬼皮も柔らかく簡単に剥けます。渋皮も綺麗にポロッと剥けました。
冷めると鬼皮が固くなります。
剥けた実に渋皮の形そのものが転写された形で残りました。
実の色は黄金色。ホクホクで甘味あり、小布施栗は期待を裏切りませんでした。
冷めて鬼皮が固くなりましても渋皮は綺麗に剥くことが出来ました。
今回の試みは、連載が終わり保存されているカメラのキタムラHPのコラム「ナカヤっちの脱力アワ~」2009.09.07の記事「栗がベロ~ン」を参考にしました。
何故綺麗に剥けるかの理由は下記アドレスをご覧下さい。
https://www.kitamura.jp/photo/datsuryoku_hour/2009/20090907.html
呉々も圧力釜の扱いには御注意下さいませ。
隠居人は、勤めに出ている娘の好物の栗の皮をせっせと剥いておいたのです。
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。