修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2011.11.04
朝食はしっかり食べませんと蕎麦を打てません。この朝食の時に話題になりましたのが、けんちん汁でした。蕎麦にもけんちん汁蕎麦があるね!作っちゃうか?となったのです。
厚削り混合節を煮出した一番だしを漉します。
そば膳3升に昔仕込み味醂・きび砂糖を加えて返しを作ります。
漉し布で漉しますと口当たりが良くなり円やかになります。冷めてから出汁と合わせれば辛汁の出来上がりです。
辛汁が出来たことで出汁巻き玉子を焼きます。俺が焼いたよ!と味見の連続は体重を3Kgも増やしました。参加者一同も体重を増やしたようです。
茶そば大王としては茶そばを打たなくてはシャレにならずと久し振りに麺棒を操りました。
久し振りなのに水回しが適量だったのか良く伸びてくれます。
それもその筈、とんでもない蕎麦粉を使用してしまいました。
世話役さんが蕎麦粉の袋を持って来て「この蕎麦粉使った?」と聞かれたのです。
使いましたよ!ビニール袋には常陸秋蕎麦の文字がありました。
そうなのです。常陸秋蕎麦と気が付かず茶そばを打ってしまったのです。(アチャ~)
贅沢な蕎麦を打っちゃいましたね!と苦笑いです。
蕎麦切りが一番苦手ですが、無難にこなしました。
京都名店の抹茶は常陸秋蕎麦に負けちゃいましたね!常陸秋蕎麦は確かに違う。腕が上がったと錯覚するくらい腰があり、蕎麦が鞭のように撓ります。茹で加減で調整した固い蕎麦を腰があると評するのと違います。偶然の産物は、金の下駄を履いても捜せないでしょうね!
旧望月町(現佐久市)は薬用人参の生産地です。立派に育つまで6~7年掛かるとか。
又、育てた畑は養分を全て吸収され、草木一本生えないと聞きますが、本当でしょうかね?
JAしらかば店生産者直売所で求めた薬用人参。隠居人の最後の薬石として求めたので無いのですヨ。多分、間引いた物と思われ、始めて味わう天麩羅の材料にします。
国道142号線、旧望月町(現佐久市)を走った折に求めて試されてはいかがでしょうか?
http://www.pref.nagano.jp/xtihou/saku/nougyou/tyokubai/nousan/mise/0503.htm
高原ヨーグルトも買えるようです。
贅沢な油は太白胡麻油。鼻を近づけると胡麻の風味がしますが、火に掛けても胡麻の強い香りは広がらないのです。それでいて軽いから幾らでも食べられちゃう。
参加者の体脂肪が増えたのは言うまでもありません。
二番出汁と残りました一番だしに返しを使用したけんちん汁蕎麦。天麩羅は、ピーマン・南瓜・薩摩芋・薬用人参と地元の新鮮な野菜を使用した日本一贅沢な温蕎麦です。
でも、出来上がるまでに紆余曲折がありましてね!
朝食で作りましょうね!は、良かったのですが。。。男は調理法を知りません。
切り分けた野菜を直接炊いてしまいます。何か違うよねと思う隠居人です。
始めて参加したので控え目にしております女性に「確か野菜を炒めると思うのですが。。?」
と尋ねたのです。答えは炒めるようです。
大方は鍋に入れてしまいましたが、一部を油で炒めました。
油で炒めることで素材の旨味が閉じこめられ、より美味しさが増します。
次回は、もそっと勉強して再挑戦することにしました。
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。