修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2012.04.20
たかさご会番外飲み会は花見がてら月島でと計画されていたのです。確実に春に向かってはいるのですが、桜を目覚めさせる陽気にならず繰り下げての開催となりました。
大江戸線月島駅からさくら亭までは少しばかり距離があるようです。Iponeを持たない隠居人は地図をデジカメに記録しナビしながら歩いていますと、元備前国蕎麦友さんと遭遇しました。デジカメナビが功を奏し道案内したのです。
旧幕時代、大川の中州で漁師島であった佃島は高層住宅が立ち並び御宿かわせみの神林東吾も驚きの景色に変身しました。又、水が澄んでいた佃島近辺では「白魚」が取れ、将軍家に献上されました。何でも白魚の頭部にある模様が葵の紋に似ているとかで家康が好んで食したと伝えられています。
障子を開ければ桜堤の先が大川。平年なら満開の染井吉野を部屋から眺めながらの宴となるところでした。2~3分咲きでしょうか?桜一輪でも花見に変わりはありません。
満開であれば川風に乗った花びらがヒラヒラと酒器に舞い降りたかもしれませんね!
Johnnie Wacker Black Labelです。今日では国内価格が安くなりましたから、洋酒をお土産とする方は稀のようです。当然ですよね!当時の憧れのBlack Labelと比べますと大違いなBlack Labelのようです。
一口味わいます。琥珀の液体は、咽頭を滑り落ちる際に「失礼します」も無く通り過ぎてしまいます。棘の取れたBlack Labelと評しましょうか!イヤハヤ長生きをするものですね!
富山県高岡市・清都酒造場の「かちこま」始めて出会いましたお酒です。持参された方は富山の出身ですが、灯台下暗し、のようです。隠居人、生酒は独特の味がしますから好みでは無いのです。すると、これは美味い!と、千住の蕎麦友が味わいます。
そして申すのです。「酒米の旨味と糖分がグラス内面をゆっくりと降りていくのでしょ!グラスの内面がレンズのようになるお酒は美味しい」成る程、その様な確かめ方があるのかと納得しちゃいました。そして、美味しいお酒は、空になるのに時間は掛かりませんでした。
濃口尚彦杜氏の常きげん。参加者拘りのお酒が揃います。
筍と葉物のしんじょう。春の香りと食感が美味しい。
流石、マグロの仲買をされている経営者ですからお作りの美味しいこと。
鰆の焼き物。隠居人、鰆は独特の風味を持ち合わせているので好みでは無いのです。
その所を好き嫌い女王に見破られまして、私は大丈夫よ!大王はダメでしょう?と言われてしまいました。ダメなら女王が食べますよ!と半分差し上げたのです。
意地になり一口食べてみました。??なのです。独特の風味を感じず美味しい。
新鮮な鰆は美味しいのですね。つかさず、阿波国の蕎麦友から、徳島で1本釣りした鰆はもそっと美味しい。と言われてしまいました。幾ら美味しくても徳島まで出掛けると、高い鰆になりそうです。
好き嫌い女王だけ最後のおしのぎのご飯が?です。何時、好みを伝えたのでしょうか?
本日、供されました料理はお任せで品書きがありません。女王、舌をちょろりと出してケロットしています。これで、好き嫌い同士一勝一敗になったのです。
数々の美味しい料理を堪能致しました。蕎麦会番外編の席をお膳立て戴きました麻布の蕎麦友に感謝です。記事の中には乗せられませんでしたが、三重県桃取の生牡蠣を味わいました。これが、何とも言えない美味しさでしたが、物足りなさが残ってしまいました。家族で食すのは隠居人と娘のみ。娘は牡蠣に目が無いのです。そこで、予め仲居から産地を聞いておきましたので近所の魚屋へ注文をだしました。それならば、とワインを開けて楽しむことにした結果、空いてしまいました。間もなく岩牡蠣を除いて季節が終わります。もう一度、味わいたいと思います。
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