修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2012.09.28
恵比寿麦酒祭を訪れ良い気分になり、帰り際に併設されている三越食品売り場を歩いちゃいました。
其処で目に着いたのが生の白無花果(いたおろし)。白無花果と言えばトルコやイランより輸入されたドライイチジクが美味しいですね!熟した白無花果は見た事がありますが、調理用は初めてです。調理用のバナナと同じなのでしょうか?
お店の方が調理したのを試食しました。ドライされたのと同じで果皮に歯ごたえがあり、咀嚼するごとに素材の美味しさが広がります。
花札に「あのよろし」の札がありますね!「の」の字は変体仮名の「か」なのですってね!
ですから「あかよろし」と読むようです。意味は「明らかに優れている」意味のようです。
それでは「もとい」しまして好奇心ある隠居人は1Kgを求めてしまいました。
水洗いして蔕の一部を切り捨てます。切り口からじゅわ~っと牛乳状の液が滴ります。
この液はフィシンと言う蛋白質分解酵素で肌の弱い方は注意が必要ですね!
しかるに肉料理に利用すると柔らかくなります。蛋白質を分解しますから民間療法としてイボ取りにも使用されるようです。アダムとイブは被れなかったのでしょうか?
沸騰した湯で湯がきます。最初は2分ほど湯がきましたが5分程湯がくのが宜しいようです。
新宿伊勢丹でイタリア産の赤ワインを求めたのです。清算中にセールワインを選び籠一杯求める方がおりました。お買い得なのですかね!つられて余分に買ってしまいました。
400ccを量り、無花果の重量比200gの甜菜グラニュー糖でワインシロップを作ります。
レモンスライスとシナモンスティックを加え、落とし蓋をして水分を飛ばします。
超弱火で煮込む事1時間半。赤ワインシロップにとろみが出てきました。
味見をすると赤ワインの渋みが強いのです。選んだ赤ワインの失敗か。。。
渋みを消すためにラム酒を大匙2杯加えたところ円やかになり成功でした。
笊で煮汁を切、1日乾燥後、150度のオブーンで上下を替えながら5分ずつ乾燥させました。焦がしては万事休すですから、おっかなびっくりの隠居人です。
残りました煮汁は勿体ない!!
生食の無花果を求めジャム作りに使ったのです。更にレモンスライスとコンポートを微塵切にして加えたのです。チョイと味わえない手の込んだジャムとなりました。
残りの500gは白ワインコンポートとしました。
赤に比べると自己主張の穏やかな白ですから、レモンスライスとシナモンスティック・クローブ・八角の香辛料を使いました。
落とし蓋をして煮込む事20分で完成。素材の色身を生かした白無花果のコンポートです。
この後、保存瓶に煮汁を加え脱気して保存します。
チーズ売り場で勧められ無花果と合うプレフォンゾラナチュラルチーズを買ってしまいました。無花果と合うチーズがあるのですね!
残りました白ワインはお腹に納めるのが宜しいようですね!
赤は飲む気にならずシュチューに使う事にしました。
呆れていた女房も一緒に味わい娘も美味しいと言ってくれて悦に入りました隠居人です。
友人が梨パイを作ると聞いて冷凍パイ生地を買ってみました。
パイ生地の扱いは難しいですね!この時期室温が高いので、すぐに溶け、麺棒や手に着きます。
その都度、冷凍庫への避難を繰り返しました。延ばし終えて焼皿は?と聞きますと、廃棄したとの事。仕方なく四角く作り200度のオーブンで15分の焼き上げ。焼き色は良いのですが、形が崩れてしまいました。難しい物ですね!
白ワインシロップと一緒に美味しく戴きました。
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