【雪の重さ】吹雪いていた。雪が竹やぶに積もり、その重みで倒れるように道路にはみ出していた。民家の了承を得て車を駐車し、竹やぶに入った。絡むように竹が折り重なり割れていた。重い雪を感じながらその部分がわかるような構成にした。
■カメラ:ペンタックス645N レンズ:35mm F3.5 シャッタースピード:1秒 絞り:f22 +2EV補正 C-PL フジクロームベルビア50 ISO感度50 撮影地:福島県喜多方市


海外撮影では、
現地が舞台になっている映画などを事前に観て、
撮りたい写真をイメージしておくことが大事。
ご自身の撮影活動に加え、長い間アマチュア写真家への指導も続けてこられた丹地敏明先生。キタムラグループの四季のフォトコンテストの審査員をはじめ、数多くのフォトコンテストの審査員やフォトツアーにおける指導も行なう丹地先生だからこそ、感じていらっしゃることがあります。今回はシャッターを切るまでの心構えや、最近気になられているという撮影マナーについてのお話を中心に、貴重なアドバイスをお聞きすることができました。
※表紙及び特集ページに掲載した写真は、すべて丹地先生の作品です。
たんじ としあき

1936年広島県福山市生まれ。出版社の写真部勤務を経て、1963年フリーランスとなる。風景写真を中心に、民家、伝統工芸、職人、刀剣などへの関心も高く、撮影対象は多岐にわたっている。活動も、国内の出版物や展覧会ばかりでなく、中国、オーストラリアでの写真展は話題を呼んだ。後進の指導にも熱心で、撮影会に写真教室にと、日本中を駆け回っている。ビデオアドバイスによる通信講座、フォトパラダイスアカデミーを主宰。主要著書および共著には『丹地敏明写真集 沖縄』(主婦と生活社)、『日本の民家』(山と渓谷社)、『美しい日本の旅』(学習研究社)、『日本の伝統工芸』(ぎょうせい)、『森の水音をきく』(世界文化社)、『変幻譜・The Microcosm of Freeze』(芸文社)、写真集+CD-EXTRA『水の調べ・An Enchanting Melody of Water』(DDN)、「美しい日本・四季の名景」(日本写真企画)、など多数。
丹地敏明公式サイト http://www.toshi-tanji.com
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