【白い野菊】ワイドレンズを使い、絞りを絞り込み奥行きと距離感を出して撮影した。花は風で揺れたが、その方が写真に強さが出て効果的である。
■カメラ:キヤノンEOS-1Ds MarkV レンズ:EF16-35mm f/2.8L U USM 絞り:16.0 シャッタースピード:1/13 -2/3補正 ISO感度 100 PLフィルター・三脚使用 撮影地:栃木県矢板市


大病を患い、写真が好きなことを再認識しました。
今は大好きな写真を撮ることで、元気がわいてくる日々です。
NPO法人フォトカルチャー倶楽部設立時より、顧問としてアマチュア写真愛好家の活動を見守ってきた竹内敏信先生。しかし、2007年6月に脳内出血で倒れられ、約5ヵ月間におよぶ入院。そして現在もリハビリ通院されている竹内敏信先生。そのような中、昨年12月に東京のキヤノンギャラリー銀座で退院後初の写真展『照る日・曇る日』を開催。また、今年の1月にはBSジャパンの番組“写真家たちの日本紀行/新春スペシャル”で元気な姿が放映されました。今回、入院〜退院、そしてリハビリをしながらの撮影活動のお話をお聞きすることができました。また、放映された番組でもご一緒に出演され、竹内先生の傍らに常に寄り添っていらっしゃった昭子夫人にも貴重なお話を伺うことができました。
※なお、表紙及び特集ページに掲載した写真は、すべて竹内先生が2008年5月以降の病気療養リハビリ中に撮影した作品です。
たけうち としのぶ

1943年愛知県生まれ。名城大学理工学部卒。愛知県庁勤務の後、フリーとなる。主として35ミリ一眼レフカメラを駆使し、鋭敏な感覚と的確なテクニックで自然の映像化に挑戦しつづける。風景写真の第一人者として最も人気が高く、多くの写真コンテストの審査委員を務める。写真展、講演会など多数。アマチュアの指導にも力を入れている。主な写真集に「花祭」(誠文堂新光社)、「大欧羅巴」「天地」「天地聲聞」「櫻暦」「一本櫻百本」「竹内敏信の熊野古道」(出版芸術社)、「天地風韻」(日本芸術出版社)、「雪月花」(トーキョーセブン)、「digiscape 日本列島」(ソフトバンククリエイティブ株式会社)などがある。(社)日本写真家協会副会長。日本写真芸術専門学校副校長 東京工芸大学講師 現代写真研究所講師 NPO法人フォトカルチャー倶楽部顧問。
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