種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー
2011.03.04【Vol.001】
早速ですが今回は、カメラの撮影モードについてです。といっても、その機能一つ一つの解説はまた別の機会にゆずるとして、写真を趣味とされているかたは一体どのモードで撮影されていることが多いのかということです。撮影モードとはカメラに備わっているプログラム(プログラムシフトAE)、シャッター優先AE、絞り優先AE、そし てマニュアルモードのことです。
カメラマンという仕事柄、写真教室をいくつか担当していてその結果多くの写真愛好家の方と接する機会があります。すべての都道府県を廻ったわけではありませんが、現在北海道、東北、関東、中部、関西、中四国、九州といろんな地域へお邪魔しています。
そこで、お使いの撮影モードについて聞いたところ、カメラを購入したばかりの方は除きますが圧倒的に絞り優先モードで撮影されていることがわかりました。例えば、30人の生徒さんに聞けば28人が絞り優先を使っているということも珍しくありません。当然絞り優先だけではなくシャッター優先と適宜切り替えてという方もいます。
長年写真を撮影してきた上での経験から絞り優先が最も使いやすいという判断もありますし、フィルム時代に使っていたカメラの種類によって慣れているという場合もあります。なかには、写真を習っているところで絞り優先でないといけないと教わったという方、こちらもかなり多いようです。
では撮影モードとは一体なんでしょう。カメラに露出計が入っている場合、その機能と連動させて使いやすくするためだけの機能として考えるのか、もしくはその機能を使わないと撮影できない被写体があるのかどうか。結局のところ、どの撮影モードを使っても露出が一定であれば全く同じことで、出来上がる写真は同じはずです。
言い換えれば、すでに自身で撮影モードが定まっていればしょっちゅう変更するものでもないのかもしれません。ただ少なくとも、撮影モードを含めカメラの設定は当然すべて個人の自由ですので、どの設定でなければいけない、ということは無いのでは、と考えています。
そんなことは当たり前で、何をいまさらといった感じもあるのですが、もう一つ気になる傾向としてプログラムモード使用者が最も少ないなんて傾向もあるようですが、又の機会に。
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