About
オーバーホールとは
腕時計のオーバーホールとは、機械式時計やクォーツ時計を分解し内部の清掃を行い、新しい潤滑油を注しながら組み上げていき、その時計の精度を良い状態にする作業の事です。
オーバーホールはなぜ必要か?
腕時計の内部には数ミリの歯車やネジなど細かな部品が多数組み合わさっています。
それらの部品をスムーズに動かすために機械油が注されていますが、年月とともに劣化し、乾いて汚れとして時計内部に溜まっていきます。
その状態で時計を使用し続けると、時間の精度が低下したり、摩擦が強まり故障のリスクが高まってきます。
そのような事態を防ぐために、
時計修理もカメラのキタムラではオーバーホールの定期的な実施をおすすめしています。
Reason
Re8のオーバーホールが
選ばれる理由
技術者の豊富な経験による判断で質の高いサービスを提供
腕時計により内部の構造は様々です。
世界各国にある腕時計ブランドのたゆまぬ努力により時計の技術は常に日進月歩で向上しています。
そんな腕時計の多様な構造に対応するために
カメラのキタムラに関係している技術者は日々の修理実践や研修を通じて常にレベルアップを図っております。
それにより質の高い修理・オーバーホールの提供を実現しています。
希少な部品の調達も可能
重要な部品が不具合を抱えている場合でも様々なルートから適切な部品を調達するなど、
お客様の腕時計を再度良い状態にするように最大限の努力を行います。
部品が現存しておらず調達できない場合でも、高い技術を要した技術者による部品作成で対応できる場合もございます。
修理・オーバーホールのお見積り手数料は無料
内部の詳細な診断、部品の確保など含めたお見積り作業は、手数料無料で実施しております。
見積作業が完了次第、作業内容と修理の必要な箇所、金額をご連絡させて頂きますので、
作業を実施するかどうかはお客様でご判断いただけます。
まずは一度お気軽にご相談ください。
※※店内でメンテナンスができない時計に関しては取次手数料を別途頂戴しております
※料金表の下の注釈流用、やむを得ずメーカー修理扱いの場合はキャンセル料が発生する場合がございます
Price
料金について
ブランド |
クォーツ
料金(税込) |
機械式
料金(税込) |
---|---|---|
ロレックス | お見積りいたします | ¥39,600~ |
オメガ | ¥30,800~ | ¥37,400~ |
タグ・ホイヤー | ¥24,200~ | ¥30,800~ |
ブルガリ | ¥37,400~ | ¥39,600~ |
グッチ | ¥24,200~ | ¥30,800~ |
IWC | ¥37,400~ | ¥39,600~ |
ブライトリング | ¥37,400~ | ¥39,600~ |
グランドセイコー | ¥30,800~ | ¥39,600~ |
その他ブランド | お見積りいたします |
※2024年6月時点の分解清掃の基本料金目安です。
※価格は予告なく変更する場合がございます。
※分解清掃の基本料金となります
※部品代は別となります
※やむを得ずメーカー修理扱いの場合はキャンセル料が発生する場合があります。
Case
修理事例
ロレックス エアキング
(ROLEX Air-King)
ムーブメント | 自動巻き |
---|---|
相談内容 | 遅れが出てきた |
修理内容 |
オーバーホール
ゼンマイ交換・ひげゼンマイ修正 ケース・ブレス研磨 |
修理費用 | 77,000円(税込み) |
修理期間 | 5週間 |
オメガ スピードマスターレーシング
(OMEGA SPEEDMASTER RACING)
ムーブメント | 自動巻き |
---|---|
相談内容 | 水入り・止まり |
修理内容 |
オーバーホール・ゼンマイ交換
自動巻き機構パーツ交換 純正リューズ・プッシュボタン (2時側・4時側)交換 |
修理費用 | 128,700円(税込み) |
修理期間 | 4週間 |
タグホイヤー 2000クラッシック
(TAG Heuer 2000classic)
ムーブメント | 自動巻き |
---|---|
相談内容 | 止まり |
修理内容 |
オーバーホール・ゼンマイ交換
自動巻き機構パーツ交換 |
修理費用 | 35,200円(税込み) |
修理期間 | 4週間 |
グランドセイコー SBGR51
(GRANDSEIKO SBGR51)
ムーブメント | 自動巻き |
---|---|
相談内容 | 遅れがでてきた |
修理内容 |
オーバーホール
ゼンマイ交換・ひげゼンマイ修正 |
修理費用 | 30,800円(税込み) |
修理期間 | 4週間 |
Flow
オーバーホールの手順
STEP 1 分解
バンドを外し、裏蓋を開封します。リューズを抜き取り、中の機械(ムーブメント)を抜き取ります。
次にムーブメントに装着されている針、文字盤やカレンダーの板を慎重に外していきます。
最後にムーブメント自体を分解していきます。
文字盤や針は繊細な作りをしていますし、ムーブメントはミリ単位の部品が数百~数千点で構成されているため分解は繊細な取り扱いを要求されます。
STEP 2 洗浄
部品の分解が済んだら、洗浄を行います。
この作業で時計内部に溜まる劣化した油の汚れなどを綺麗に落とします。
細かな部品を痛めつけないように専用の高性能洗浄機と洗浄液を使用します。
メタルバンドやケースは超音波洗浄機で汚れを飛ばし、柔らかいブラシ隅の汚れもキレイに取り除きます。洗浄機を通したあと水分が残らないように乾燥させます。
STEP 3 修理・調整
洗浄が終わったら、ムーブメントを組立ながら部位に応じた油を注していきます。不具合のある部品も同時に交換していきます。不具合のある部品も同時に交換していきます。組み上がったら歩度測定器で歩度(1日/1か月単位で出る進み遅れの事)を測定しながら調整と測定を繰り返して精度を追い込んでいきます。
歩度の精度の基準値は機械式時計で1日あたり±10秒 クォーツ時計は1か月あたり±20秒が基準となります。
この注油と精度の調整は技術者の経験と技量が試される非常に難易度の高い作業となります。
STEP 4 組み上げ
ムーブメントの歩度が整ったら文字盤やカレンダー、針の装着を行います。時間の表示にズレが出ないように針の取付けは慎重を要す作業になります。
その後、ムーブメントをケースに組み込みベルト装着すれば元の姿に戻ります。
防水機能のある時計は、組み上げ後に防水試験機を使用して防水性能が機能しているかチェックを行います。ベルトやリューズの状態や各機能が正常に動作するか最終チェックをしたのち完了となります。