カメラのキタムラ フォトコンテスト2022〈春夏〉入賞作品を発表!
【カメラのキタムラ フォトコンテスト2022春夏】結果発表
2022年4月1日~2022年8月15日の募集期間で集まった作品総数は、なんと15,894点。たくさんのご応募ありがとうございました。全国から寄せられた作品の中から見事に入賞された方々の作品を発表いたします。
審査員:川合麻紀 先生
企業のカメラマンとして、製品写真、広報関係写真撮影を担当。その後独立。現在は様々な被写体を独特の色彩感覚で切り取る「彩り写真家」として作品制作を行う。
グランプリ
「思い出の1ページ」髙橋 秀治さん
【審査員コメント】
一次審査の段階で、すごく印象に残りました。浴衣、スイカ、蚊取り線香、縁側……日本人が思い描く夏のイメージが凝縮されています。家族だけでなく、ワンちゃんまで笑顔で目を瞑っているという普通だと避ける表情も、家族ならではの、砕けた雰囲気で可愛らしいです。普段、奥様とお子さん、ワンちゃんを撮影されているご主人が、珍しく自分も入ってセルフタイマーで撮影された、ということで、やっぱり、勢揃いが楽しいですよね。みんなで一緒にタイミングをとりながら撮影されている様子が目に浮かぶようです。
特選
「煌めきの森へ」藤元 麻未さん
【審査員コメント】
何ということでしょう。絵本の中の1ページのよう。イメージ力が凄い方だなぁと。どんな映像にするのか想像する力と、それを可能にする技術力、どちらもがあるとオリジナリティーのある作品が作れるのではないかと思っています。
蛍の光を際立たせるには、ある程度暗い背景が必要です。背景だけでみても、人物を小さく入れながら森に入ってくような素敵な写真で、そこに蛍の光が小さく、大きく、沢山ボケているのが夢のようです。
「気分はマーヴェリック」中島 裕規さん
【審査員コメント】
作品をひと目見た時、あの映画の音楽が、ふと頭の中に浮かんできました。戦闘機に詳しくない私にも、かっこいい作品だなぁって思わせるものがあります。機体のメタリックな感じ、真正面からの形の美しさは、いい光と強いコントラストで表現されています。
空の表情、真上に飛ぶ機体とスモークの形もいいですね。ちょうど真上っていうのがすごくいい。
画像処理は結構強めですが、ドラマチックさが強調されていて、この絵柄に合っていると感じました。
「紅霞」勝山 輝夫さん
【審査員コメント】
桜色のかすみに包まれて、空気が優しく柔らか香っているようです。フィルターを使ったのかな?と思いましたが、ベニシダレ桜の前ボケのふんわり感だったようです。前ボケに濃淡があるのも可愛らしいですね。曇りの日は花を柔らかく表現できるものの、色がくすみやすいのですが、前ボケも含めて綺麗に色が出る露出が絶妙です。桜のグラデーションと木蓮の陰影が美しく、ここに行ってみたいなと思わせる作品だと思います。プリントがとても美しかったです。
準特選
「受け継がれし”あー”」山田 史歩さん
「夏の浜辺」羽根 和子さん
「水面を彩る花筏」中野渡 俊彦さん
「夏が待ってる」加藤 健さん
「とんばんさんの少年」長 吉秀さん
「雨ニモ負ケズ」佐々木 朋子さん
「ボクのヒーロー」水口 優奈さん
その他、入選作品はこちらのページをご覧ください。
総評
約1.6万点のプリントを拝見させていただきました。皆さんが色々なアプローチで写真を楽しんでいるのを感じ、見るのが楽しくて、つい手が止まりました。
おうちフォト、家族フォトなどは、おしゃれにスタイリングされている方も多く、以前とは傾向が変わってきているのはSNSで写真を見せることに皆さんが慣れてきたせいかなと思います。応募の中に花系が少ないのは、花を撮影している私としては少し淋しく思いました。
これだけ出品数が多いと、いい写真だらけです。絵柄が良くても、シャッターチャンスがいい、光がいいなど、更なるプラスアルファーが望まれます。もうちょっとここをカットしたら、とかもありました。もうちょっとプリントの色がよかったらこっちだったのに、用紙は別のものが向いている、プリントサイズがもっと大きかったら、ということも多々あって、プリント応募ならではの見どころというのもありますのでそれも意識していただけるといいなと思います。
【募集中】カメラのキタムラ フォトコンテスト2022秋冬
かけがえのない思い出や感動を写真にしませんか。お気に入りの写真をたくさんご応募ください。スマホ、フィルムカメラ、ミラーレス一眼、一眼レフなにで撮ってもOK。こどもから大人までどなたでもご応募できます。
■募集期間:2022年10月1日(土)~2023年2月15日(水)
■テーマ:秋・冬に撮った写真
過去に撮影した写真もご応募ください。お一人様何回でも、何枚でもご応募いただけます。
詳しい応募方法などはこちらのページからご確認ください。