Shimoda ActionX V2 & X70 HD バックパック レビュー|礒村浩一
はじめに
多くのカメラマンにとって、最適なカメラバッグを見つけることはとても重要な課題のひとつだ。収納するカメラ機材の量や内容、持ち運ぶ状況と手段、撮影に出かける目的などで適したカメラバッグに望むものは大きく変わる。さらに使い勝手の良さや見た目の好みまで考慮すると、ベストと思えるカメラバッグに出会えるのはほとんど奇跡的といっても言い過ぎではないだろう。
それだけに筆者は常日頃、多くのカメラバッグメーカーから発売される製品の情報に注目しているのだが、そのなかでも数年前から筆者がとても気になっていた製品がある。「Shimoda(シモダ)」のアウトドアバックパックだ。
Shimodaのバックパックは、その外観からも判るように、まさしくアウトドアフィールドでの使用を想定し開発された製品だ。トレッキングや山登り用のバックパックのスタイルをベースにしており、さまざまな天候下でも機材を守る撥水性を持つタフな外装生地とバックパックの形状を保持するアルミフレームで構成されており、バックパック内に専用のBOX状のコアユニットを装着することで安定してカメラ機材を収納できる仕組みとなっている。
今回紹介する「Action X V2シリーズ & X70 HD」は、よりアクティブな行動を伴うアドベンチャースポーツやマウンテンスポーツを行うカメラマン向けとして開発された製品である。
今年、前モデルからバージョンアップされたことで、ユーザーのより細やかな要求にも応えた製品となっている。そこで今回は、この新型「Action Xシリーズ」の特徴と使い勝手などを、ユーザー目線を織り交ぜてレポートしよう。
Action X V2 シリーズ& X70 HDのサイズ比較と主なスペック
現在Action X V2シリーズには、サイズ違いでX25,X30,X40,X50の4種類がラインナップされている。これらの基本的な構造は共通でサイズの違いによって内容量も変わる。それに伴い中に装着できるコアユニットの種類も変わってくるので、ユーザーは自身が必要とする機材収納量とも合わせてコアユニットをセレクトする。
そしてさらに大容量となるAction X70 HDは、より収納量の大きいDVコアユニットとも組み合わせることができるので、大型のカメラ機材や超望遠レンズの収納にも対応が可能だ。
身長およそ170cm標準体型の男性にAction X40 V2を背負ってもらった。外寸幅30 cm x高さ53 cm x厚み20cmで容量はおよそ30L。Action X V2シリーズのなかでは二番目に大きなサイズの製品である。見た目はまさにアウトドア用のバックパックのものであり、見た目だけではカメラ機材の運搬を主目的とした製品であると気づくことはないだろう。
バックパック各部の特徴
バックパック内部の荷室には主に背面開口部と天面の開口部からエントリーできる。荷室内部に設けられた薄手のナイロン製生地により上部1/3と下部2/3に仕切られているが、生地はゆとりのある袋状となっているので、詰める内容物によって変形する自由度の高い膜と考えるとわかりやすいだろう。
仕切りは荷室内壁とのジッパー固定なので取り外しも可能。不要な場合は取り外してしまえば大きな一つの荷室のバッグとして使用できる。
荷室下部へは背面開口部からアクセスできる。ジッパーを開けて背を当てる背面パネル全面を蓋のように開けることで、内部に収納したカメラ機材の出し入れを行う。開口部が背当て側にあることで、万が一ジッパーが完全に閉まっていなかったとしても、背負った時に機材が落下することを避けることができるので安心感が高い。
背面パネルの開閉に伴いウエストベルトと本体を繋ぐスタビライザーストラップは一時的に切り離す必要があるが、マグネット固定式のバックルで、片手のみでも簡単にロック・アンロックができるので厭わしさはない。背面パネルには通気性を考慮した厚手のクッションが備えられており、長時間の行動も快適に行える工夫がなされている。
Action X V2シリーズは荷室下部右手側面にも開口部が用意されている。対応したコアユニットと組み合わせることで、バッグをスリング状に肩がけしたままでもサイドからカメラ機材を出し入れすることができる。
荷室上部へはロールの開け閉めによってエントリーが可能。ロールの絞り量によって収納できる容量を調整できるので、歩いている途中で脱いだ上着などを詰め込むといった使い方にも便利。ジッパーでの開口部もあるので、ちょっと中身を取り出すといった使い方にも便利だ。
ロールトップの閉じ方。口の先端に封入された板バネ状のプレートを芯にして、できるだけ細身に巻き取ることでだぶつきのないシェイプとすることができる。
アウトドアスポーツでの使用を想定された製品であるだけに、ショルダーハーネスとウエストベルトもしっかりとした造りとなっている。特にショルダーハーネスのクッションは高いフィット感で、機材を満載(約20kg)した状態でも歩いてみたが、重量の割には負担は少なめに感じた。
左胸ショルダーハーネスには6インチ超クラスのスマートフォンポケット、右胸ショルダーハーネスには500mmlペットボトルが収納できるマチのあるポケットが用意されているおり、行動しながらでもこれらをすぐに取り出せる。これらは出し入れの頻度も高い物なのでとても便利なポケットである。
ショルダーハーネスを固定して、バッグの横振れを抑制するチェストベルトのバックルは、緊急時に自らの位置を知らせる役割のホイッスルにもなる。使う頻度はそう多くないことと思うが、万が一のことを考えて装備されている点はとてもユニークだ。
なお、ショルダーベルト付け根の固定位置は、使用する人の体格に合わせて段階的に位置の変更が可能。これは使用者に合わせたベストなポジションに調整することで、長時間の行動でも無駄な疲れを予防することに繋がる。
Action X V2シリーズのX25,X30,X40には女性用モデルも用意されている。標準モデルとの違いはショルダーハーネスの形状で、左の標準モデルのショルダーハーネスと比べると、右の女性用モデルのショルダーハーネスでは形状が異なっており、女性特有の体型に合わせた曲線的なデザインとなっているのが判る。
またチェストベルトはバストトップに掛かることを避けるため、胸上部とみぞおち部の二本で固定できるようになっている。なお女性用モデルのカラーはティールと呼ばれる深い青緑色となる。
ウエストベルトはバッグ本体からの取り外しも可能。ベルトは左右に分かれた連結式となっていて中央のベルトで長さの調整が可能。細身のウエストにも対応できるようになっている。なおウエストベルトは、より厚いクッションパッドが備えられた「HDベルト」(別売り)に交換することもできる。
付属のドロップポケット(2個付属)は、ウエストベルトに装着してボトルホルダー(太めのボトルにも対応)としての使用や、サイドポケット内の固定ベルトに取り付けることで三脚ホルダーとして使用することができる。
ポケット自体にクッション性はないので衝撃に対しての注意は必要だが、ドローコードで口を絞ることもできるので一時的であればレンズを入れておき、撮影を進めながらレンズ交換を行うといった使い方にも利用できる。
(左)左手側面のサイドポケットは深めの三層構造となっている。撮影においては小物が必要となることも多いので、ポケットの仕切りを利用して用途ごと分けて収納できるのは便利だ。
(中)バックパックの表面にはヘルメットホルダーを装着可能。アドベンチャースポーツでは安全を確保するためにヘルメットを持参することも珍しくないので、バッグに装着して持ち運べるホルダーが用意されているのは嬉しい。
(右)高価なカメラ機材を持ち運ぶことから、位置情報を利用した「AirTag」等紛失防止タグをバッグ内に忍ばせるためのポケットが用意されている。防犯面の理由からここではポケットの位置について言及を避けるが、筆者も日常的にカメラバッグやPCケースなどにAirTagを仕込んで管理しているので、こういった配慮はとても嬉しい。
Action X V2シリーズおよびX70 HDではノートPCを収納するスリーブが二つ用意されている。ひとつは背面開口部フラップの内側のスリーブで、もうひとつはバックパック表面の大型ポケットだ。これらは最大16インチ(X25 V2は最大14インチ)までのノートPCやタブレットPCを同時に二台持ち運べるようにしたものだ。
もちろんこのサイズ内であればPCでなくとも、A4ファイルや雑誌類、小型のレフ板などを入れて持ち歩くにも便利だ。ただ、スリーブの口には滑り出しを防ぐ機構はないので、たとえばベルクロテープなどで中身が不用意に出てこないような仕組みが欲しいところだ。
バックパック表面の大型ポケット上部には、半透明で中身の様子が判る縦型のジッパー付きポケットが備えられている。深さは10cmほどもあるので、少し長めのものも収納できる。なおAction X70 HDには、さらにもうひとつ縦型のポケットが追加される(ジッパーは無し)
もっともサイズの大きなAction X 70 HDではサイドポケットはより大きなものとなり、三脚ホルダーとしての役割も担う。またウエストベルトは、Action X V2シリーズではオプション扱いとなっている「HDベルト」が標準装備となっており、大型のウエストベルトポケットが備えられている(取り外し可能)。
(左)Action Xシリーズのショルダーハーネスには、必要に応じてさまざまなアイテムを装着するのに便利なリングやフックを固定するベルトが用意されている。これもアウトドア用バックパックの特徴のひとつで、熊避けの鈴やハンディタイプのGPS機器などを固定するのに役立つ。
(右)荷室上部右側面にはハイドレーションシステムのチューブを通すためのスリットが用意されている。ハイドレーションシステムとは、飲料水を入れたリザーバータンクとチューブを組み合わせたもので、チューブ先端の吸い口から歩きながらでも水分補給ができる給水システムだ。なおチューブを通すスリットは通常ベルクロテープで封がなされているので、雨滴などの荷室内への侵入は抑えられている。
バックパックの上部・下部・左側面部には大きなハンドルが用意されている。これらのハンドルを掴み持ち上げることで、機材で重くなったバッグでも安定した持ち運びができる。また左側面部のハンドルは旅行用のキャリーバッグなどのハンドルに通すことも可能。
カメラ機材の大きさと積載量に合わせて組み合わせられるコアユニットシステム
Shimodaバックパックの特徴と他の製品にはない優位性は、高い耐久性を持つ本格的なアウトドア向けバッグと、収納する機材に合わせた自由度の高いレイアウトが可能なコアユニットを組み合わせたシステムにある。ユーザーは組み合わせるバッグとそれに適合するコアユニットのなかから、収納する機材の大きさや量に合わせて最適な組み合わせを選ぶことで、無駄のない機材レイアウトを構築することができる。
Shimoda コアユニット対応表
◎最適 〇適応 △条件付き適応
Action X25 v2 | Action X30 v2 | Action X40 v2 | Action X50 v2 | HD | ||
スモール ミラーレス | ◎ スターターキット |
◎ | 〇 | 〇 | △ | V2 サイドアクセス対応 |
スモール ミラーレス | ◎ スターターキット |
〇 | 〇 | △ | V2 サイドアクセス対応 | |
ミディアム ミラーレス V2 | ◎ スターターキット |
〇 | 〇 | △ | V2 サイドアクセス対応 | |
ラージ ミラーレス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | V2 サイドアクセス対応 | |
ミディアム DSLR V2 | ◎ スターターキット |
◎ | 〇 | V2 サイドアクセス対応 | ||
ラージ DSLR V3 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
ラージ DV V2 | 〇 | |||||
エクストララージ DV V2 | ◎ スターターキット |
|||||
XXL DV | ◎ | トップアクセス対応 |
コアユニットはその大きさと収納量で大きく三種類に分けられる。一眼レフカメラサイズの機材を収納する「DSLRタイプ」、ミラーレス一眼カメラサイズの機材を収納する「ミラーレスタイプ」、Action X 70 HD専用の「ラージタイプ」だ。
ここでは各バックパックのスターターキットとして同梱されているコアユニットと、そのサイズ違いのコアユニットを紹介する。なお写真の各コアユニットに収納してあるカメラ機材は一例であり、一眼レフカメラおよびミラーレスカメラでもそれぞれのサイズで組み合わせおよびレイアウトは変化する。
コアユニットの外殻はワーヤーフレームで構成されており剛性は高い。内壁の表面は起毛の繊維で覆われており、そこに同じく起毛の繊維で覆われた仕切りをベルクロテープで固定することで、レイアウトを組み立てる。仕切りは薄いものの芯はしっかりとしており、機材を入れた状態でコアユニットを立てても歪みは最小だ。
Action Xシリーズのなかでもっとも大容量のAction X 70 HDとコアユニットXXL DVの組み合わせでは、 バックパックの上部ロールトップの開口部から、一眼レフカメラに600mmなどの超望遠レンズを装着した状態のままで収納・取り出しが可能だ。頻繁に超望遠レンズでの撮影を行うカメラマンにおすすめの組み合わせだ。
(左)コアユニットには全て専用のカバーが付属する。ユニットごと機材をバックパックから抜き取り、カバーをしておくことで機材をホコリから守り保管することもできる。使用するカメラの種類ごとにコアユニットを用意しておき、使用する際にコアユニットごと交換して、バックパックで持ち出すといった使い方をするのもよいだろう。
(右)各バックパックにはレインカバーが付属する。バッグの生地自体にも撥水性はあるが、強い雨などではレインカバーを併用した方が安心だ。地面に直接バッグを置く際の汚れ防止にも使える。サイズには余裕があるので、バッグ側面に三脚を取り付けた状態や上部ロールトップ部を拡張して荷物を入れた状態であっても余裕をもってカバーできる。不使用時はちいさく丸めて荷室底部への収納が可能。
Action X V2で本気のカメラセットを組んでみた
本格的なアウトドアユースを想定して作られたAction Xシリーズのバックパックは、持ち運ぶ機材の種類と量でコアユニットを選び組み合わせることで、撮影シーンに合わせた最適化を行うことができるシステマティックなカメラバックパックだ。そこでここでは筆者なりにバッグとコアユニットの最適な組み合わせを考えてみた。
まず想定する使用シーンだが、筆者の場合は主に2パターンの状況が考えられる。ひとつは山道でのトレッキングを伴う撮影などで、持ち歩く機材を最小限に絞りつつも撮影画質には妥協しない高画質軽量セット。もうひとつは飛行機などの公共交通機関で遠方の撮影地に赴き、現地ではクルマ移動を行う前提で可能な限り多くの種類の機材を持ち込むオールレンジフルセットだ。このセットは筆者が常日頃からあらゆる被写体の撮影作例を制作する必要があるという、少々特殊な事情によるものではあるが、実際にこの両極端なふたつのセットを頻繁に切り替えて撮影に出掛けている。
今回セットに選んだ機材は、筆者がメイン機材としているOM SYSTEMのミラーレス一眼である、マイクロフォーサーズシステムだ。ご存じのようにマイクロフォーサーズシステムはその特徴から、フルサイズ一眼カメラシステムと比べると軽量コンパクトとなる特徴を持っているのだが、ハイエンドクラスのOM-1やE-M1Xはバッテリーグリップとの組み合わせ(E-M1Xは一体型)で使用することが多く、また高性能なPROレンズはマイクロフォーサーズとはいえどもそれなりの大きさ重さとなる。
以上の条件から選択したコアユニットは「ミディアムDSLR V2」だ。このコアユニットをAction X50 V2に2個装着することで余裕をもった積載量を実現した。一方、ミニマム構成の高画質軽量セットに切り替える際にはミディアムDSLR V2を1個にして、バッテリーグリップを取り外したOM-1もしくはOM-5に、より小型のPRO標準ズームレンズを組み合わせたものを中心として、必要と思われるレンズ数本などを組み合わせる。
Action X50 V2の荷室から仕切りを取り外し大きな1気室としたうえで、コアユニットのミディアムDSLR V2二個にバッテリーグリップ付きのカメラボディ(OM-1,E-M1X)に標準ズームPROレンズを装着したものを2セット、単焦点レンズを装着した中級クラスのミラーレス一眼カメラ(OM-5)を1セット、PROレンズの広角ズーム、標準-広角ズーム、望遠ズーム、単焦点魚眼レンズ、その他アクセサリー類や角形フィルターホルダー、小型のメモリームービーカメラなどを収納している。
なお上部に配置したミディアムDSLR V2コアユニットは、サイドポケット用開閉フラップが上面になるように配置することで、上部ロールトップからもカメラの出し入れを可能とした。ただしこのように上部に重ねてコアユニットを配置した場合は、一部、背面開口部からのアクセスに制限がかかるエリアが発生するので、この点は注意してレイアウトを構築する必要がある。なお、あくまでもこれは筆者のスタイルなので、参考としていただいたうえでユーザー各自で最適なレイアウトを導き出していただきたい。
写真家が自ら求めるアイディアを実現したバックパック
Shimoda ActionX V2シリーズおよびActionX70 HDは、アウトドア用バックパックとして本格的な造りであるとともに、とても機能性の高い製品だ。そこに機材の保護性能に優れたコアユニットを組み合わせることで、ユーザー各自が求めるレイアウトのカメラバッグとすることができる。
コアユニットは今回紹介した製品以外にも、大きさや機能などさまざまな製品が用意されているので、ぜひ最適な組み合わせを見つけていただきたい。
ところで「Shimoda」というブランド名についてだが、これは日本の静岡県下田市に由来があるという。実はShimodaブランドの創設者イアン・ミラー氏は、かつて日本にも在住していた写真家であり、下田市での活動がアドベンチャーフォトグラファー向けバックパック開発のきっかけの一つとなったという。
以来、自身の写真家としての経験とユーザーの要望を多く取り入れた製品開発を続けているそうだ。それらはActionX V2シリーズおよびActionX70 HDの造りやデザイン、そして随所に設けられた仕組みからも感じ取ることができる。実際に細かい工夫点や効率的なレイアウトは、まさに写真家自身が求めた結果生まれたものだということがよく判るものだ。きっとフィールドで使い込めば使い込むほどに、その質の良さを実感できるはずだ。
気になる点としては、見た目がとてもアウトドア感が強い製品なので、タウンユースとするには躊躇する人もいるだろう。ただ、実際に使い始めればその使い勝手の良さに満足するはずだ。今回展開されたモデルから追加されたイエローや、女性向けのティールなどのカラーバリエーションも個性的で悪くない。個人的には標準モデルにもティールカラーが追加されればいいのにと思ってしまうほどである。
実は本企画の発端は、筆者自身がこれまで使用してきたバックパックの次に使用する製品を探すための個人的な動機からスタートしているのだが、今回の試用を通じてすっかりShimodaバックパックのファンになってしまったようである。
■写真家:礒村浩一
写真家。広告写真撮影を中心に製品・ファッションフォト等幅広く撮影。著名人/女性ポートレート撮影も多数行う。デジタルカメラ黎明期よりカメラ・レンズレビューや撮影テクニックに関する記事をカメラ専門誌に寄稿/カメラ・レンズメーカーへ作品を提供。国境離島をはじめ日本各地を取材し写真&ルポを発表。全国にて撮影セミナーも開催。カメラグランプリ2016,2017外部選考委員・EIZO公認ColorEdge Ambassador・(公社)日本写真家協会正会員