【最速レビュー】本日公開!キヤノン新製品を触りに行ってきました!|EOS 90D/EOS M6 MarkII編
はじめに
2019年8月28日、キヤノンから新しいカメラ2機種とRF用のレンズ2本が発表されました。
ボディ2機種はどちらもAPS-Cセンサーを搭載しており、1つは一眼レフカメラEOS 80Dの後継機種であるEOS 90D、もう1機種はミラーレスカメラEOS M6の後継機種であるEOS M6 MarkIIです。
EOS 90Dの前モデルであるEOS 80D は発売されたのが2016年で、2機種を比較すると大きな進化を遂げていました。スペック表を見て「これは触りにいかなければ…!」と、少しでも早く使ってみたい一心で、今回も品川のキヤノンプラザSに行って参りました。
本編では発表となったカメラ2機種を取り上げ、次回はEOS Rで採用されている“RFレンズ”2本について紹介したいと思います。RFレンズ編が公開されましたら、是非こちらも併せてご覧ください!
EOS 90Dは動体撮影で大幅な進化!
EOS 90Dは、2016年に発売されたAPS-Cセンサー搭載の一眼レフカメラ「EOS 80D」の後継機種です。名前がEOS+2ケタの一眼レフ機なので、80Dの後継機種として「APS-Cセンサーのミドルクラス一眼レフ機かな?」とイメージされる方もいるかと思います。
今回前モデルのEOS 80Dと比較して特に変化を感じた部分は、連写性能やボディの外観から動体撮影の性能が大きく進化したということです。
EOS 80Dの連写性能は最高約7コマ/秒でしたが、90Dでは最高約10コマ/秒で、連続撮影枚数がかなり増えました。また、ライブビューを使用した撮影時はAF・AEが1コマ目に固定されるものの、最高約11コマ/秒と連写枚数が増えることは驚きました。
また併せて常用ISO感度に関しても大きく変わっており、EOS 80Dでは100-16000だったところが、EOS 90Dでは100-25600に増えました。動体撮影時はシャッタースピードを上げたくなるものの、ISO感度を上げるとどうしてもノイズが気になります。しかし、常用ISO感度に余裕があればノイズを気にせず撮影に臨めるので、スポーツや動物、乗り物など動きが速い被写体でも撮影しやすいと思いました。
また、カーソルやAFポイントを移動する際に使用するマルチコントローラーですが、新たにもう一つ追加されました。
場所はAF-ONボタンの下なので、親指ですぐに押せる位置にあります。激しく動きが変わるスポーツ撮影など、急にAFポイントの位置を変えたい場面でもより速く移動できるようになりました。
一眼レフなのに瞳AFが使える?
「一眼レフ機は光学ファインダーだから、瞳AFは使えないでしょ?」そう思いますよね。私も最初は同じ考えでした。
瞳AFとはカメラが自動で人物の目にピントを合わせてくれる機能で、最近では多くのミラーレスカメラに搭載されており、その便利さから大人気の機能です。もちろん私も大好きな機能です。
一方で、一眼レフ機はミラーとプリズムを使用して像を反射させる光学ファインダーを採用しているため、瞳AFが使えません。
しかし、EOS 90Dは一眼レフなのでもちろん光学ファインダーを採用しているものの、ライブビュー撮影時には瞳AFが使えるんです!
・瞳AF使用時
例えば「動きの速い被写体の撮影時にはファインダーを使用して、ポートレート撮影ではライブビューの瞳AFを使用して撮影する」というハイブリッドな使い方も良いかもしれません。
ちなみにモニターはバリアングル液晶が採用されているので、縦位置でのローアングルなど、撮影者の思い通りにモニターの向きを動かすことができるのでポートレート撮影でも大活躍です。
ミラーレスカメラEOS M6 MarkIIも発表!
今回は一眼レフだけでなくミラーレスカメラからも新製品が発表されました。名前は“EOS M6 MarkII”です。
EOS M6 MarkIIはEOS Mマウントを採用した、APS-Cセンサーのミラーレスカメラです。同じマウントを採用しているカメラはEOS KissMやEOS M5、EOS M100があります。
特徴として、3250万画素と非常に高精細なのにも関わらず、キヤノン一眼レフのフラッグシップ機EOS1DX-MarkIIに匹敵する最高約14コマ/秒の連写性能を持っています。さらに常用ISO感度が100-25600と暗所の撮影もできて、瞳AFやサイレントシャッターがついて・・と高性能でありながら、重量は約408gと非常にコンパクトなことです。
キヤノンでコンパクトといえば、先日紹介したキヤノンのコンパクトカメラG5X MarkII、G7X MarkIIIもありますよね。
電源オフ時にレンズが本体に収納されるコンパクトカメラと比較すると、レンズが出ていることから少し大きく感じます。しかしレンズ換できることは、画角やF値を自由に変更できるので、表現の幅が広げられるメリットがあるのではないかと考えます!
ファインダーを外付けできるので、カスタマイズ性が高く、さらに撮影がしやすくなります。