最先端技術と伝統の表現力をマリアージュさせたネオ・クラシカルカメラ 富士フイルム X-T5

はじめにX-T5というカメラについて
X-T5は富士フイルムが展開するレンズ交換式のミラーレスデジタル一眼カメラだ。富士フイルムがラインナップする一眼デジタルカメラのなかでは、ミドルクラスに位置するX-Tシリーズのカメラであり、2014年に発売されたX-T1から数えて5代目の製品となる。発売は2022年11月とすでに1年以上が経つが今なお人気の製品だ。
X-T5が人気となった理由にはいくつかの要素があると筆者は考える。そのなかでも特筆する要素としては「アナログ操作を前面に押し出すプロダクトデザイン」「APS-Cサイズセンサーでありながら4000万画素超えの高解像度」「蓄積された膨大な写真知見に導き出された、心に寄り添う画像設計」が挙げられる。これらがX-T5のコンパクトサイズのカメラに凝縮されており、手にする者の情感を論理的に引き出してくれる製品となっている。そこでここでは、これら三つの要素について検証することで、X-T5の魅力に迫ってみよう。
X-T5の特徴と主なスペック
■FUJIFILM Xマウント規格準拠レンズ交換式カメラ
■有効画素数:約4020万画素X-Trans CMOS 5 HRセンサー アスペクト比3:2 APS-C
■画像処理エンジン:X-Processor 5
■センサークリーニング 圧電素子による超音波方式
■撮像センサーシフト式ボディ内手ぶれ補正 5軸7.0段分
■約369万ドット有機ELファインダー 視野率約約100%/約0.80倍(35mm判換算) アイポイント約24mm
■3.0型3方向チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター 約184万ドット
■UHS-I/II対応 SD/SDXC/SDHCメモリーカード 2スロット
■静止画常用ISO感度125-12800 拡張ISO感度 64・80・100・25600・51200/動画常用ISO感度125-12800 拡張ISO感度25600
■シャッタースピード:メカニカルシャッター1/8000〜30秒・バルブ60分/電子シャッター1/180000〜15分・バルブ1秒固定/電子先幕シャッター1/8000〜15分・バルブ60分
■ドライブ連写:CH連写メカシャッター 最高約15コマ/秒・CL連写メカシャッター 最高約7コマ/秒・CH連写電子シャッター 最高約13コマ/秒・CH連写 電子シャッター 約20コマ/秒 (1.29x クロップ)
■プリ撮影:電子シャッター 約13コマ/秒・電子シャッター 約20コマ/秒 (1.29x クロップ)
■インテリジェントハイブリッドAF 425点(TTLコントラストAF / 位相差AF)
■顔・瞳検出機能:あり
■被写体検出機能:あり(動物/鳥/クルマ/バイク&自転車/飛行機/電車)
■ピクセルシフトマルチショット:約1億6千万画素相当(Pixel Shift Combinerにて20ショット合成)
■HDR合成 AUTO / 200% / 400% / 800% / 800% +
■フィルムシミュレーションモード:19モード(PROVIA/スタンダード、Velvia/ビビッド、ASTIA/ソフト、クラシッククローム、PRO Neg.Hi、PRO Neg.Std、クラシックネガ、ノスタルジックネガ、ETERNA/シネマ、ETERNAブリーチバイパス、ACROS、ACROS+Yeフィルター、ACROS+Rフィルター、ACROS+Gフィルター、モノクロ、モノクロ+Yeフィルター、モノクロ+Rフィルター、モノクロ+Gフィルター、セピア)
■アドバンストフィルター:トイカメラ / ミニチュア / ポップカラー / ハイキー / ローキー / ダイナミックトーン / ソフトフォーカス / パートカラー(レッド/オレンジ/イエロー/グリーン/ブルー/パープル)
■ワイヤレス接続:無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac)・Bluetooth(Ver.4.2 Bluetooth Low Energy)内蔵
■防塵防滴耐低温仕様:あり 動作保証気温-10℃~+40℃
■電源:充電式バッテリーNP-W235 静止画撮影可能枚数エコノミーモード時: 約740枚 ノーマルモード時: 約580枚
■大きさ:約129.5mm(W)×91mm(H)×63.8mm(D)
■質量:付属充電池およびメモリーカード含む 約557g
Xシリーズ比較表
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※画像を拡大してご覧ください
X-T5の仕様を前機種のX-T4および上位機種のX-H2と比較する。表ではX-H2と共通する仕様を紫文字、X-T4と共通する仕様を青文字、X-T5独自の仕様を赤文字で表している。X-T4との大きな違いは、センサーの画素数がX-Trans CMOS 4センサーの約2610万画素からX-H2と同じX-Trans CMOS 5 HRセンサーの約4020万画素へ、画像処理エンジンがX-Processor 4からX-Processor 5へと変更されたことが挙げられる。それにより大幅な解像度の拡充と画質の向上がなされた。そのほか多くの仕様もX-H2と共通化されていることからもX-T5の進化の方向性は明確だ。
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製品外観
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ファインダー脇には視度調整ダイヤルが配置。ペンタプリズム部のホットシューにはXシリーズ用のクリップオンフラッシュを装着することでTTLオート調光撮影が可能。また別売りのワイヤレスコマンダー EF-W1を使用することで、クリップオンフラッシュEF-60やニッシンジャパン社製のNAS(Nissin Air System)対応ストロボをワイヤレスコントロールすることができる。EF-60とNissin NAS対応ストロボを混在してのワイヤレスコントロールも可能。
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例えば、ISO感度と絞り値は任意の数値に固定したうえでシャッターダイヤルを「A」にすると絞り優先モードに、ISO感度とシャッターダイヤルを任意の数値に合わせたうえで絞り値を「A」に合わせるとシャッタースピード優先モードに、ISO感度は任意の数値に固定したうえで、絞り値とシャッターダイヤルを「A」に合わせるとプログラムモードになる。さらにISO感度とシャッターダイヤル、絞り値の全てを「A」に合わせるとISO感度オートのプログラムモードとなる。
これは、かつてのフィルム一眼レフカメラで多く採用されていた操作法であり、慣れないと最初のうちは戸惑ってしまいそうだが、アナログダイヤル&レンズ絞りリングを採用したカメラならではの作法でもあると理解したうえで、あえてちょっと面倒な操作を楽しむのが正解だ。
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今回の撮影では富士フイルムにてX-T5での動作確認がなされている「Delkin Devices BLACK SDXC UHS-II(U3/V90)」を使用している。筆者は常日頃からダブルスロットの恩恵を最大限に利用するために、スロットごとにRAWとラージJPEGを振り分け同時保存しているが40Mピクセルの大きなデータでも、長時間かつ頻繁な連写撮影であっても書き込みにストレスなく撮影を進めることができた。
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APS-Cサイズセンサーに収められた40Mピクセルの高解像度
X-T5のイメージセンサーは、これまでX-T4に搭載されていたX-Trans CMOS 4センサーの約2610万画素から、X-Trans CMOS 5HRセンサーの約4020万画素へと大幅に刷新された。他メーカー製の35mm判フルサイズセンサー採用のデジタル一眼の画素数にも匹敵する解像度を、APS-Cサイズのセンサーで実現したことに驚きを禁じ得ない。
ただフルサイズより小さなセンサーに、これほどまでに高い解像度を求めたことによるデメリットも正直心配してしまう。そこでここでは、実際にX-T5で撮影した画像を解像力および高感度ノイズ発生状況の観点から検証を行うことにした。
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X-T5で一面に花が咲く菜の花畑を撮影。撮影画像をピクセル等倍に表示したうえで、中央部・左上周辺部・右下周辺部を切り出し比較した。撮影時の焦点距離は16mm(35mm判換算24mm相当)、絞りは開放絞り値であるF2.8から二段分となるF5.6まで絞り込み、レンズの解像力を高めた状態にすると同時に被写界深度を適度に深めてアウトフォーカスによる影響を除いてある。
画像中心部の菜の花は花びらから茎葉に至るまで驚くほど鮮明に解像しているのが判る。細やかな描写の重なりだが溶け合うこともない。光の当たり方の違いによるハイライト部からシャドウ部へのグラデーションも自然で、黄色い花のくすみも少ない優れた描写だ。また左上および右下周辺部においては、レンズの特性によると思われるわずかな像の流れが見受けられるものの、奥の木々の枝や手前の菜の花の茎はきちんと解像されており、規則的なパターンによるモアレの発生も見受けられない。
X-T5では第五世代となる裏面照射型のX-Trans CMOS 5 HRセンサーと、同じく第五世代の画像処理エンジンX-Processor 5を組み合わせることで、光の取り込み効率を上げると共に画像処理の能力とスピードを大きく高めている。それにより4020万画素の高い解像度でありながら、S/N比で表されるノイズレベルを落とすことなく高画質を実現してあるという。またX-T4では拡張感度であったISO125を常用感度として選択することも可能となった。そこでここではISO感度を常用感度域および拡張感度域に設定し撮影を行いそれぞれの画質を比較する。
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ISO感度を拡張感度域の下限64から上限51200まで変えながら撮影し、得た画像の一部を等倍で切り出し比較した。注目点は建物壁面のノイズとディティールの精細さとする。
まず常用感度であるISO125からISO 1600まではノイズの発生もディティールの精細さの低下もまったくといってよいほど気にならない。この範囲であれば特別な理由がない以上、どの感度値を選択しても問題はないだろう。撮影の状況に合わせて躊躇うことなく撮影感度を選択できる画質だ。ISO 3200になるとほんのわずかに暗部にノイズを感じるがISO1600とはよく見比べでなければ判らない程度である。
ただしディティールの解像感はわずかに低下しているのが判る。ISO6400からISO12800になると暗部のノイズが増えるとともに壁面のディティールが緩くなってくるが高感度撮影であることを考えれば十分な画質レベルだろう。
拡張感度のISO25600ではさすがにカラーノイズが目立つようになり壁面のディティールが緩くなる。更に最高感度のISO51200になるとノイズおよびディティールの低下が目立つとともにカラーバランスが崩れていることから、やはり高感度拡張域の使用は緊急時に限りたい。
一方、低感度拡張域のISO64,80,100においては、今回のテストではノイズ、ディティールおよび諧調のコントラストいずれも常用感度のISO125と比べても大きな遜色は見られなかった。これも特別な理由がなければ使用を避ける必要はないと考える。ISO64のような低感度設定は撮影する被写体によっては、スローシャッター撮影においてなどとても有効な設定値となるため、必要に応じて適切に選択するとよいだろう。
高感度撮影作例
屋内の音楽ホールにてスイングジャズのビッグバンドコンサートを撮影。限られた照明の下という厳しい条件に加えて、動きの激しいシーンもあるライブ撮影であることから自ずと高いISO感度に設定しての撮影となる。X-T5にXF50-140mmF2.8 R LM OIS WRズームレンズを装着して撮影した。撮影モードはマニュアル。絞りは開放値F2.8に固定したうえでシャッタースピードはプレイヤーの動きの激しさに合わせて1/125〜1/2000から都度選び絞り値とともに半固定とした。
実際の露光量は適正露出となるように細かくISO感度を上下し調整したうえでシャッターを切る。具体的にはISO感度設定をX-T5のフロントコントロールダイヤルにあらかじめ割り当てておくことで、ファインダーを覗いたままでも、人差し指の操作だけで瞬時に変更を加えられるようにした。
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■撮影環境:F2.8 1/320秒 ISO3200 マニュアルモード WBオート PROVIA/スタンダード
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■撮影環境:F2.8 1/500秒 ISO4000 マニュアルモード WBオート PROVIA/スタンダード
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■撮影環境:F2.8 1/2000秒 ISO12800 マニュアルモード WBオート PROVIA/スタンダード
それだけにAPS-Cサイズセンサーの高解像度化・高画質化は必須命題であったはずだ。かつてセンサーサイズが小さなカメラは画質に限界があると言われてきたが、このX-T5や他社製品であるマイクロフォーサーズセンサー機などの現在までの進化を見ていると、もはやその常識は過去のものとなっている。そろそろ35mmフルサイズ機信仰を考え直す時期ではないだろうか。
蓄積された膨大な知見から生み出されたフィルムシミュレーション
X-T5をはじめ富士フイルムのデジタルカメラの特徴のひとつに、これまで富士フイルムが世に送り出してきた銀塩フィルムの色味やトーンなどを、デジタル画像に擬似的に再現する「フィルムシミュレーション」がある。他メーカー製のデジタルカメラにも同様に色味やトーンなどを撮影画像に付与するデジタルフィルター機能が搭載されている製品があるが、富士フイルムのフィルムシミュレーションは、さすが本家本元といえるフィルムメーカーであるだけに洗練された仕上がりとなっている。
X-T5に搭載されたフィルムシミュレーションは19種類。基準の仕上げとしてリバーサルフィルムのPROVIAを模した仕上がり「PROVIA/スタンダード」が用意されており、これに同じくリバーサルフィルムのVelviaを模した「Velvia/ビビッド」やネガフィルムのPRO160NSを模した「PRO Neg.Std」、モノクロフィルムのACROSを模した「ACROS」などのフィルムシミュレーションが用意されている。いずれもモデルとなっているフィルムの仕上がりに極めて近い色味やトーンとなっており、かつて富士フイルムの銀塩フィルムを常用していた者ほど馴染み深く感じることだろう。
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X-T5に搭載されているフィルムシミュレーション19種類を適用し撮影した画像一覧。違いを判りやすくするため左の全体図から赤枠の部分を切り出し拡大した。桜色や青空の発色、全体のトーンの違いに注目していただきたい。なおRAWファイルで撮影してあれば、富士フイルムの純正RAW現像ソフト「RAW FILE CONVERTER EX powered by SILKYPIX」を使用してフィルムシミュレーションを選び適用して現像することもできる。
X-T5実写作例
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■撮影環境:F5.6 1/200秒 ISO125 絞り優先モード +1.0EV WBオート Velvia/ビビッド
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■撮影環境:F8.0 1/200秒 ISO125 絞り優先モード +0.7EV WBオート PROVIA/スタンダード
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■撮影環境:F5.6 1/160秒 ISO125 絞り優先モード WBオート PROVIA/スタンダード
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■撮影環境:F5.6 1/160秒 ISO125 絞り優先モード +1.3EV WBオート Velvia/ビビッド
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■撮影環境:F8.0 1/125秒 ISO125 絞り優先モード +0.7EV WBオート PROVIA/スタンダード
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■撮影環境:F8.0 1/250秒 ISO125 シャッター速度優先モード +0.3EV WBオート PROVIA/スタンダード
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■撮影環境:F8.0 1/8秒 ISO125 絞り優先モード +0.3EV WBオート ASTIA/ソフト
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■撮影環境:F5.6 1/6秒 ISO125 絞り優先モード -0.3EV WBオート ASTIA/ソフト
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■撮影環境:F4.0 1/8秒 ISO125 絞り優先モード -0.3EV WBオート ASTIA/ソフト
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■撮影環境:F4.0 1/15秒 ISO125 絞り優先モード WBオート ASTIA/ソフト
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■撮影環境:F4.0 1/2秒 ISO125 絞り優先モード -0.3EV WBオート ASTIA/ソフト
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■撮影環境:F4.0 1/13秒 ISO125 絞り優先モード +0.7EV WBオート ASTIA/ソフト
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■撮影環境:F4.0 1/15秒 ISO125 絞り優先モード +1.0EV WBオート ASTIA/ソフト
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■撮影環境:F16 1/125秒 ISO125 シャッター速度優先モードWBオート ACROS
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■撮影環境:F4.0 30秒 ISO800 マニュアルモード WBオート PROVIA/スタンダード
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■撮影環境:F11 1/20秒 ISO125 絞り優先モード -1.0EV WBオート PROVIA/スタンダード 手持ち撮影
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■撮影環境:F5.6 2秒 ISO125 絞り優先モード -0.3EV WBオート Velvia/ビビッド手持ち撮影
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■撮影環境:F4.0 15秒 ISO3200 マニュアルモード WBオート PROVIA/スタンダード
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XF16-80mmF4 R OIS WR、XF8-16mmF2.8 R LM WR、XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR、XF90mmF2 R LM WR
最新機能とクラシカルなプロダクトデザインが融合した先鋭的なカメラ
今回のレビューでは富士フイルム X-T5の大きな特徴である「個性的な見た目とアナログ操作が魅力的なクラシカルスタイル」「APS-Cサイズセンサーの枠を超えた高解像度」「銀塩フィルムの色味と諧調を再現できるフィルムシミュレーション」の三つの特徴を中心に検証を行なった。
その結論として、いずれにおいても予想以上の高い完成度とカメラとしての魅力を兼ね備えた製品であると判断する。これは富士フイルムがこのX-Tシリーズを初代から五代目となる本機まで、時間をかけ丁寧に育んできたことによる成果といってもよいだろう。
X-T5はその見た目から、アナログ回帰嗜好を強く持つ人をターゲットとしたカメラであると捉えられがちだが、実際には最新のデジタルカメラであり戦闘力は極めて高い製品だ。最新技術であるAI被写体認識によるAF機能や強力な5軸補正7.0段ボディ内手ぶれ補正機能の搭載、電子シャッターによる最高1/180000秒の超高速シャッターなど、上位機種のX-H2に肉薄する高い性能が与えられていることからも、単なるスタイル重視なカメラではないことは明らかだ。
ただそれだけに、溢れるほど豊富な機能やそれらを設定するメニューは多岐かつ深い階層構造となってしまっており、これらを理解し操作することはなかなか大変になってしまっている。また取扱説明書の記載も簡略化されているので、求める機能の設定方法など記載されていない、もしくは索引から探すことが出来ないものも少なくない。端的に言うと、このカメラの中心的ターゲット層と考えられる我々年配者に対して、もう少し優しさが欲しいのが正直な感想だ。
とまぁ、色々と注文(というか希望)が出てきてしまうのも、このX-T5というカメラが極めて魅力的であるからだ。デジタルカメラという工業製品がすでに円熟期に達している現在、ユーザーが求める多様性に応えつつも、単なる「オールドカメラ風」のカメラではなく、最先端の技術と旧来製品の良さを極めてバランスよくマリアージュさせた「ネオ・クラシカル」とも呼べる「写真機」となっている。
このような製品を世に出し続けられるのも、これまで富士フイルムが永年にわたり、銀塩写真およびデジタル写真に真摯に向かい合ってきたが故であろう。最近は古い金属外装のフィルムカメラがとても人気となっているが、20年後、30年後にはこのX-T5およびX-Tシリーズのカメラがオールドデジタルカメラとして、カメラ愛好家の手に収まり愛でられている光景を目にする事ができるかもしれない。
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■写真家:礒村浩一
広告写真撮影を中心に製品・ファッションフォト等幅広く撮影。著名人/女性ポートレート撮影も多数行う。デジタルカメラ黎明期よりカメラ・レンズレビューや撮影テクニックに関する記事をカメラ専門誌に寄稿/カメラ・レンズメーカーへ作品を提供。国境離島をはじめ日本各地を取材し写真&ルポを発表。全国にて撮影セミナーも開催。カメラグランプリ2016,2017外部選考委員・EIZO公認ColorEdge Ambassador・(公社)日本写真家協会正会員