とある日のカメラのある暮らし #04|Hayashi

林
とある日のカメラのある暮らし #04|Hayashi

はじめに

こんにちは。
林です。

とある日のカメラがある暮らし、連載もPart.4となりました。

先日妻が約7年間勤めた会社を退職して、元々ほぼ働いていない林とともに夫婦でリタイア生活となりました。
今後は那須に移住してゆっくりと生活の発信をしながら暮らしていこうと思っているのですが、今回は妻の退職日のドキュメンタリーになります。

妻、退職の日

朝、会社に退職の挨拶をするため、最後のメイクと見守るキャット。

退職の挨拶はZOOMでだったので、林がルックを作りました。
動画用のカメラをSONY FX3からBMPCC6Kに変えたのでとてもルックが作りやすく。
妻の会社の方にも驚いていただけてよかったです。

妻の挨拶は今後の希望に溢れたものでとてもよかった。
会社の方も温かく妻を送っていただき嬉しかったです。

その後PCの返却に一瞬だけ出社する必要があったため、妻を送るために一緒に最後の出社。

途中の高速で一度入ってみたかった代々木PAへ。
休憩スペースから高速が見下ろせるのは新鮮!
妻を会社に送り迎えすることはよくあったのですが、これが最後かと思うと感慨深いきもち。

会社の前に車を付けて、降りる妻を見るのも今日が最後。
この写真が今回で一番のお気に入りです。

カメラの話をすると、今回はHasselblad 907X & CFV 100Cに最近買ったXCD 28mm F4 Pのレンズを付けてお送りしています。
フルサイズ換算22.4mmという広角で、車内で撮るなどの用途にはぴったり。
普段使っている55mm F2.5 Vよりもドキュメンタリー感の強い雰囲気になるので、退職の一日を記録するにはちょうどいいと考えました。

そうこうしているとPCを返却した妻が!

祝退職!!おめでとう!!
本当に嬉しそうでこちらも楽しくなります。

会社の近くの赤坂プリンス クラシックハウスで夕食を予約しているので、それまで会社の近くを散歩することに。

明らかに会社を辞めた人の表情。とてもよいです。本当に。
妻と一緒に会社の周りを歩きながら、「ここで懇親会があった」などの思い出を聞きます。

会社の前の川では釣りができるらしい。
一度やってみたかった気もするけど、那須で釣りは仕放題なのでいいか、という気分。

都会の交差点を渡る、という機会が激減しそうです。

横断歩道を渡る横顔って常に撮ってしまいます。
なんでだろう…と考えたのですが、横断歩道は奥が綺麗に抜けているからですね。

こんなに大きなビルで働いていた妻、すごすぎる…
といいつつ林もRICOHでカメラ設計をしていたときは結構大きなビルだったのですが、もう10年以上前のことなので懐かしすぎて思い出せません…

ビルの周りのお堀を歩きながらスタバを飲みました。
ただただ会社の周辺を歩き、思い出を浄化していきます。

会社の前のくつろぎスペースにてゆっくりします。
いつもは仕事のことを考えながらの休憩なので、くつろげたのは今回が初めて。

良い時間になったので、予約してあったクラシックハウスへ。

店内はとても良い雰囲気。
会社の近くにこんなに素敵なレストランがあるのは羨ましすぎますが、仕事をしていると会社のことを考えてしまうので、ここに来る気分になったのも今回が初のようです。

良い感じに暗くて素敵。
いつも思うのですが、暗い場面を撮るときの露出には悩みます。
目で見ると「暗すぎるのが雰囲気があって良い」という感じの室内なのですが、写真に撮ると暗すぎて露出不足に見えてしまう。
ハイライトだけを立たせることで良いバランスを探るのですが、本当はもう少し暗く仕上げたい感があります。

ノンアルコールのブルーベリースパークリング。
濃厚すぎて一瞬間違ってアルコールを頼んでしまったかと思い、車で来ているので焦りましたがちゃんとノンアルコールでした。

お食事はどれも上品な味で大満足。
お近くのかたはぜひ。
広角のときはいつもこの「手前に食事、奥に向かいの人」という構図が好きで撮ってしまいます。

帰りに六本木のスマイルラボさんでケーキを受け取り家でいただきました。
本当にめでたい一日!

その後ふたりとも眠れずに、夜中に車を走らせて那須の新居へ向かうのですが…
新居と那須での生活は次回ゆっくりとお話しできたら嬉しいです。

おわりに

今回は妻の退職日のドキュメンタリーでした。

この連載をいただいている期間に家の購入、妻の退職、那須への移住と人生が大きく動いています。

その模様も合わせて楽しんでいただけたらとても嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

■映像クリエイター:
リコーにてカメラ設計に従事した後、フォトグラファー/シネマトグラファーとしてbird and insectを立ち上げ。現在は写真・映像に関する感覚を言語化して理論に落とし込むことと、逆に理論を感覚化することが仕事。

 

 

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