ソニー FE 16-35mm F2.8 GM × 動画クリエイター DAIGEN|Vlogにも最適な万能レンズ
はじめに
こんにちは、だいげんです。本日はソニーのFE 16-35mm F2.8 GMレンズをレビューします。このレンズは普段自身のYouTubeチャンネルにアップするVlogや、お仕事の映像制作を撮影する際に大変使いやすい焦点距離のズームレンズです。
まずは作例をご覧ください
(https://www.instagram.com/yuji_fsb/)
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■撮影環境:F2.8 1/160秒 ISO3200
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■撮影環境:F3.2 1/80秒 ISO2000
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■撮影環境:F2.8 1/100秒 ISO400
16-35mmという焦点距離
16mmという焦点距離はワイドでダイナミックに撮れる画角です。35mmは普段見ている視野に近い画角です。
16-20mmぐらいは自撮りをするのにも適している焦点距離ですので、例えばVlogを撮影する際にも活用しやすいのではないかと思います。35mmにするとボケ感も出やすくなってきますので、おしゃれに見せたいMVや企業のPRムービーにも使いやすいのではないかと思います。
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F2.8と比較的明るいレンズでもありますので、夜間の撮影でもノイズを載せることなく綺麗な表現ができるのも特徴の1つだと思います。
AF性能
AFはものすごく速いです。今回の作例は動きの速い被写体を撮影していましたが、フォーカスを外すことなくどのカットもスムーズに撮影することができました。
今回の作例で使用したボディはα7S IIIということもあり、ボディの性能に助けられている面はあると思いますが、純正レンズとの組み合わせでのフォーカス性能は安定していて安心して撮影できました。
私は二児の父でもありますので、動きの予測のつかない子供の撮影もしっかりとフォーカスが食いついてくれるのは嬉しいところだなと思います。
手ブレ補正
α7S IIIとの組み合わせで手ブレ補正もかなり効くなと感じました。
作例では普通に歩きながら撮影しますが、ガクガクした手ブレはあまり感じられません。何も気にせず歩きながら撮影して、これぐらい手ブレが抑えられるのであれば十分だなと感じました。
重量とブリージングが弱点
弱点としてはレンズの重さで、このFE 16-35mm F2.8 GMは約680gあります。今回の作例はFX3にこのレンズをつけて撮影したのですが、やっぱりちょっとずしっとした感じはありました。ジンバルとマンフロットの一脚を使ってのハイアングル撮影では、ある程度の腕力が必要だなと感じました。
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フォーカスブリージングも結構あります。フォーカスブリージングというのはフォーカスが合う位置が前後で変わると、それに合わせて画角が少し動いてしまう現象です。レンズが呼吸をしているかのように感じられるので「ブリージング」と呼ばれています。
このレンズを使う際には、ブリージングが起きやすいレンズであると頭に入れながら撮影しておくといいんじゃないかなと思います。
NDフィルター問題
動画を撮影する時に必須アイテムのひとつとしてNDフィルターがあります。NDフィルターはレンズにつけるサングラスみたいなもので、これで光量を調節します。
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16mmの広角側で使うとどうしても四隅が暗くなっちゃいます。特にNDフィルターの暗さを濃くした場合に顕著になりますが、どうしても四隅の暗さが気になる場合にはシャッタースピードでもある程度明るさを調整してあげると良いかもしれません。
もしくは可変式のNDフィルターではなく、固定式のNDフィルターを使うという手段もあります。いずれにせよ広角というレンズの特性ゆえの工夫が必要かなと思います。
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まとめ
本日はソニー FE 16-35mm F2.8 GMレンズを紹介しました。僕はこのVlogやクライアントワークにもこのレンズを使っていきたいと思います。
もう少し大きなボケが欲しい、人物を中心に撮影したいという時は前にご紹介したFE 50mm F1.2 GMレンズがおすすめです。この2本の組み合わせであれば大体どのようなシーンでも撮影できるのではないでしょうか。ぜひ一度カメラのキタムラ店頭などで試してみてください!
■動画クリエイター:だいげん
日本一映像を楽しむビデオグラファー。家族に人生を楽しんでいる姿を見せたくて9年間務めた製薬会社を退社し動画制作の道へ!1985年生まれ、5歳と3歳の2児の父。趣味は漫画、料理、映像製作。北海道出身、大阪在住。