修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2015.09.11【Vol.1266】
生パイナップルは酵素が働き、コンポートなら宜しいのですが、ジャムとなると粘度を出しづらいのです。小玉ではありますが100円と失敗してもお手頃なお値段でしたので求めてきました。粘度を出すのは旧津久井町根小屋で戴きましたルバーブです。
皮の部分からは花の名残が入らないようスプーンで削ぎ落します。
一部の実は芯ごと摩り下ろします。他は5mm角とします。
パイナップル自体の糖度は12度あり、十分な熟し具合でした。
パイナップルは樹に付いていた底部の方が糖度は高いのです。
買い求めたら逆さまに置いておくと甘さが均一になるようです。
パイン重量が695g、ルバーブ重量が670でしたので用意した甜菜グラニュー糖は400gです。
ルバーブのお陰で粘度を増したパイナップルジャムが出来ました。
ATAGO製糖度計で測定すると36度となり、酷を出すに黒糖一欠け加えたのです。
精製してない黒糖一欠けは糖度の値を49度としてしまいました。
危うく50度を超えてしまうところでした。
保存瓶の煮沸は活力鍋で時間短縮を兼ねて高温殺菌致します。
保存瓶に詰め、脱気して完成したプレザーブパイナップルジャムです。
色身的にはルバーブの緑にパインの黄色が混ざり黄緑色となりました。
過日「NHN番組キッチンが走る」で長野県上水内郡信濃町富濃のルバーブが紹介され、認知が広がっています。お陰で旧津久井町根小屋のルバーブも売れ行き好調。
美容的にも健康的にも優れた食材ルバーブは女性に人気。
隠居人やジャム友も自ら育てる事にしました。
酵素の関係でジャムに向かない果実も市販のペクチを使わずに粘度を得る事が出来ました。
摩り下ろしリンゴでもリンゴペクチンとして粘度を得る事が出来ます。その際は、皮・芯を冷凍保存して量的確保が出来た場合にリンゴペクチンを抽出する事になります。