6月に入ると本格的な梅雨の時期。梅雨ならではの湿気は洗濯物が捗らないほかに、カメラファンとしてはカメラ・レンズの保管について考える時期でもあります。
そもそもなんで防湿庫が必要なの?という話もしなければいけないと思います。カメラ・特にレンズは湿気にとても弱いです。なぜならレンズは何枚ものレンズの集合体になっています。でも私たちユーザーの多くはそのレンズ群を個々に見たことはありません。密閉されているんです。だから湿気を溜めてしまい、カビを発生させてしまうのは絶対回避したい!その対策の防湿庫なんです。
「分解して拭き取れば?」という声も聞こえそうなので念のため・・・。私たちには分解が出来ません。・・・とはいってもヒトの作ったものですから物理的な分解は出来ます。でもレンズ自体が1本の軸を作って調整されているため、製造に関して素人の私たちが分解して、元通りにすることはほぼ無理・・・と言っていいでしょう。何十万もする一線級のレンズをリスク覚悟で分解する勇気・・・わたしにはありません!
【窓が大きいものはディスプレイとしても活躍】
・・・ちょっと冷静になって話しますね(笑) カメラのキタムラでもこの時期は防湿庫・防湿ケースのご購入が増える時期になります。防湿庫は冷蔵庫のように電源を供給して、恒常的に湿度を制御するアイテムです。カメラにハマってくるとどこかのタイミングで無性に欲しくなるアイテムですね。庫内の視界向上のほかに、保管時の見栄えがよくなるようにLEDライトが取り付けられたものも登場しています。クルマ・バイクが趣味の方がガレージにこだわる感覚でしょうか。自転車が趣味の方はお部屋で自転車を飾るかたもいるそうです。カメラは出来れば防湿庫の中で飾ってくださいね。
【お手入れセットとのセット商品はロングセラー商品】
さらにドライボックスもおすすめになります。電源供給しないタイプで、こちらは価格帯も安く一眼レフやミラーレス一眼を購入する際に同時購入されるケースもよく見られます。専用の乾燥剤を定期的に取り替える必要があります。衣類用のものではなくカメラ用のものが出ているのでドライボックスのサイズにあったものを選んでくださいね。
【定期的に入れかえる必要があるため使用頻度が高い方におすすめ】
あ、そうそう。思い出したのでちょっとした裏話を・・・。私が店頭で接客させていただいた際には必ずこのアイテムの紹介をさせていただきます。するとかなりの確率で選んでいただけます。
またその場では見送られた方もまた戻ってきて購入していくことがありました。近年ではゴールデンウィーク直後に運動会がある学校もふえていますよね。その影響か今まで以上にGW前後が一眼レフの売れる時期になっています。それもあって、運動会が終わり、カメラを自由に動かせるようになってきたころにやってくるのが「梅雨の時期」ということのようです。ビデオカメラよりも一眼で動画を撮りたい方が増えていることや、ネットで情報収集をすることで季節感を持った撮影アイテムを目にする機会が増えていることも影響しているかもしれません。
また、私の肌感覚ですが、防湿庫を購入される方はすでにドライボックスを持っているケースが多いです。カメラの状態に気を配って使用してきたという裏づけだと思いますね。キタムラは専門店ですので必要なもの、あったほうがいいものはお客さまの時間が許す限り、説明していきたいと考えています。あ、買わないとダメってワケではないのでそういうときはお伝えくださいね♪
【段が多いものは重ね置きを回避できるメリットも】
さて、リニューアルしたキタムラの「湿度・カビ対策 防湿庫」特集で防湿庫など、関連アイテムのさらに詳しい内容が確認出来るのですが、自分なりにも特徴をまとめておきます。防湿庫とドライボックスのメリットをまとめましょう♪
防湿庫のメリット
「たくさん収納できる!」「多段式で面が大きい。グチャグチャになりにくい」「電源供給なので簡単に保管できる」「乾燥剤などの追加購入なし」
ドライボックスのメリット
「電源の必要なし(乾燥剤が必要)」「必要最低限のサイズでまとまる」「初期投資が抑えられる」「持ち運びもできる」
【一眼レフ+αが収納可能なコンパクトサイズも】
どちらもいいところがありますので、撮影場所や用途に合わせて併用されている方もいるかもしれません。分からないことがありましたらぜひキタムラに聞いてくださいね。でもその前に!今回の特集ページをチェックしてみてくださいね。特価商品もあるみたいですよ♪ サカイ