「キヤノン EOS R」の発表、びっくりしましたよね。いそいで「既存のEOS Mシリーズ」のまとめの記事を急遽作成しました笑。ファンの間で繰り広げられる激論?をみながら、こちらも準備をするという不思議な状態です。このあたり、いまの時代ならではですよね。
さて、2018年9月15から17日までの3連休に東京・品川のキヤノンSタワーで行われた「EOS R SYSTEM PREMIUM SESSION」にいってきましたのでその模様を紹介していきます。ニコンのZ7やP1000を体験できるファンミーティングにもいってきましたので比較?ということにも触れていけたらと思います。
現地で同行スタッフと合流。会場まで約30分。先客は30人ほど。さいきんにぎやかですね~。と世間話をしているとすぐに開場。最終的に列は250~300人ほどに(ワタシ調べw)。カメラをぶら下げているファンは2割程度。ほとんどが男性です。
入場するとまず「ファーストタッチ」のコーナーが。7、8台の実機が並んでいて、対面にスタッフ。カメラの見本市では定番のスタイルです。これはニコンのファンミーティングと同規模です。
入場列以上に先客が多く感じ、(列数が減ったから?)これは結構待つぞ…と急いで並ぼうとすると、「こちらにもございます!」との声。目を向けると試し撮りができるブースが「助かった・・・」。外観撮影もミッションの1つのワタシたちとしては早めに済ませて現場の「あのひとたちカメラ触らないで外観ばっかり撮ってる…」という「ざわつき」を最小限におさえたいのである!(笑)
ついにご対面。シャッターをカシャっと切ったあとは外観をとにかく見ます。撮ります。そのときの写真を・・・どうぞ。
ギミックとしての視点なら、イチバンのインパクトは最後の「幕の自動開閉」でしょう。即時ではなく1、2秒後に「カシャ」と動きます。フォロワーさんが話題にしていましたがかつて某メーカーのミラーレスにおいても搭載されていた機構とのことですが、このインパクトは大きい。
大変な目に遭った後のカメラもよく見るワタシたちですから、こういう保険的な機能は大賛成、「よくやった、もっとやれー」って感じです。ブロワーの先端が吹っ飛んでグサっとセンサーに刺さったカメラも世の中にはあるらしい…その防御になるかは未知数ですが備えあれば…です!
ニコンのイベントでは「カメラらしい」と話しましたが、本質的にはこちらも変わらないとおもいました。・・・といえば怒るかたもいるとおもいますので補足しますね。どちらも流れに逆らう感じがほとんど見られないのです。
新機軸、新機構、新規格。そのウラではなにかが幕を下ろしたり、「オワコン」といわれたりするものではないですか、でもそれがない。ないといっていいですよね。それが今回のキヤノンの特徴だと思います。
こちらをご覧ください。中央に「R」があって周りに歴戦の勇士たちからユーザーの講師ともいえそうなお勉強レンズまで。無理のあるディスプレイになりそうなものですが今回はそれがほとんどない。結構すごいですよ、これ。
キヤノンの記事でニコンのことは深くやりませんがニコンにはワタシが大好きな「ニコン1」の存在があります。こちらの展開は今後見込めないでしょう。ただ6から始まるZシリーズには5でとまったJシリーズの経験があると思うし、系譜としてまとめればいくらかはっきりしてきます。ワタシ自身、ニコンワンユーザーなのでこのあたりの表現は聞こえがいい感じで読んでいただけると幸いです。Mの今後が気になるわけです。
今回の主役「R」やその対応レンズ・アクセサリー・そしてEFレンズの新作も紹介されていました。
今回紹介されたレンズは
・キヤノン RF24-105mm F4L IS USM
・キヤノン RF50mm F1.2L USM
・キヤノン RF35mm F1.8 マクロ IS STM
・キヤノン RF28-70mm F2L USM
EFレンズ
・キヤノン EF600mm F4L IS III USM
・キヤノン EF400mm F2.8L IS III USM
EF-Mレンズ
・キヤノン EF-M32mm F1.4 STM
というラインナップ。基本的に「LかLじゃないか」の2種類ですが、最近は「LかLに相当する・匹敵する」の2択もしくは3択になってきている気がします。「隠れLレンズ」と褒められているレンズも過去にはありましたし、そのほうがファンにも響くのかな。【価格や詳細はこちら】
会場で行われるプレゼンでは今後のラインナップも紹介されていました。ロードマップというやつですね。2020という目標を各社持っているので、ここ最近のビジョンの話題には非常に興味があります。
最後にもう1つだけ。今後の「EOS M」について注目しています。それは先日、特集記事を書いて愛着がわいていることも原因ですが、それ以上に「ソニーさんはα7/9とα6000」の2段構えでやっているから・・・という思いも。キヤノンの場合、そのα6000に相当するものが一眼レフ機なのかもしれませんが、「EOS M」で直接対決が続くこともありあるのかな、と思っていたり。まぁ今回「R」が発表されたからってファンがスッキリするものは一部で、今後の展開にはまだまだわくわくできるポイントがありますね。
このイベントは今後、『名古屋・金沢・新潟・大阪・札幌・仙台・福岡・熊本・広島・岡山(開催順)』をまわるいわゆる「全国行脚」のイベント。参加を予定している方の参考になっていたら幸いです。
来場者にはお土産もありました。クリアファイルとステッカー、貼るのがもったいない!こういうプレゼントがあるから行く、という方もいそうですね。またイベントがあったら行ってみようと思います。ではまた次回♪
・ニコンも行ってきた「ニコンファンミーティング2018東京」レポート