ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー
もうすぐ楽しい夏休み。正直、主婦にとっては楽しいことばかりじゃないけどやっぱり夏は楽しまないと。
今回は家族で水族館にお出かけしたときのスナップのヒント。
人によって撮り方はいろいろだけど
山岡が水族館で撮る時は「今日は魚を撮る」モードのときと「家族の楽しい顔を撮る」モードの2パターンに分かれます。
家族のスナップのときは魚が写っているかどうかより、水族館に来ているという雰囲気と子供たちのワクワク顔が大事。
今回は水族館での楽しい思い出を写真にするヒントを紹介します。
山岡の場合はたいてい一眼レフを使うのでノーストロボで撮りますが、コンデジだと水族館でノーストロボはきつい場合があります。ストロボを使って撮る時は水槽内が暗くなっていないかどうか撮ったら必ずチェックしましょう。作例(2)はノーストロボ、作例(3)はストロボありで撮りました。(3)のストロボありのほうが人物の色はきれいに出ますが上の水槽内が暗くなっているのがわかります。これはストロボを使うことでカメラがシャッター速度1/40だったところを1/60に変更してしまったからです。ストロボを使うとこういうこともあるので注意しましょう。
また、ストロボがガラスに反射するのでガラスの正面からでなく、斜めに角度をつけて撮りましょう。
(4)はガラスの正面から撮ったのでストロボの反射が写りこんでいますが、(5)のように斜めから撮れば反射は写りこみません。
作例(6)は大きな円柱状の水槽の反対側から撮った写真です。
ピントがきれいにこないしコントラストも低くなるけど、これなら魚と子供たちの表情を一緒に撮ることができます。
大水槽の前にいる人物をシルエットにした写真などはみなさん見たことがあるのではないでしょうか。水族館は水槽内が明るくなっているので後姿をシルエットっぽく撮ることができます。後姿の写真では顔が写らないので動作やしぐさに表情のあるところをねらいましょう。水槽に張り付いて中を眺めているところなどはかわいく撮れます。(作例(7))
基本的にはノーストロボ
水族館の雰囲気をかもし出すには「できるかぎりノーストロボ」です。特に家族のスナップの場合、山岡的には「たとえちょっとくらいぶれちゃっても強引にノーストロボ」です。何しろ館内はたいていの場所が暗いので感度は1000以上、絞りは開放で、どうしてもというときは暗くなってもいいからマイナス補正してノーストロボです。作例(1)はぶれちゃったけどノーストロボで正解だったカットです。水槽のガラスごしに何を思ったか海月に息を吹きかける横顔を撮りました。ストロボを使えばぶれずに撮れますがこの雰囲気が台無しになってしまいます。