ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー
前回は防水カメラを使うための注意点やコツを紹介しました。
今回は防水カメラで楽しい写真をとるためのヒントを紹介します。
あくまでも山岡風のヒントなので一つの参考としてみてもらえたらと思います。
防水カメラですから水をかけられるくらいへっちゃらです。
作例(2)は子供がこちらに向かって水をかける瞬間を撮りました。この作例のポイントは水滴がきれいに止まっていることです。晴天の日向なら明るいので高速シャッターになります。おなじような写真を曇りの日にも撮ってみましたが、水滴がぶれて白くながれてしまいました。それはそれで楽しく撮れましたが、このように水滴をクリアに見せたいならできるだけ晴天の日向で撮れば水滴を止めて写すことができます。
また、シャッターのタイミングもカメラに水滴がかかる直前くらいを撮るといいでしょう。
子供はこういう遊びが大好きです。飛び込みの瞬間を撮るなら離陸直後を狙いましょう。
着水する瞬間よりも迫力ある写真になります。さらに、これはその場の明るさなどの条件にもよりますが、離陸してすぐならスピードもまだでていないので、ブレる確率も少なくなります。
また、必ず少しでもいいから水面を画面に入れて撮りましょう。水面がないとなにをしているのかわかりにくくなってしまいます。
プールでは撮影禁止の場所が多いので注意しましょう。けしからん写真を撮る人がいるからかもしれませんがプールでは撮影禁止になっているところが多いようです。
そういったことも確認してから撮るようにしましょう。
水中と水上を同時に写す
作例(1)です。この方法の写真は前回にも作例として紹介しました。
このように水上、水中を同時に撮るにはコツがあります。だれでもカメラを前に構えて液晶パネルを見ながらフレーミングして写真を撮るというのが普通のスタイルだと思います。
しかし、この場合は液晶パネルを見ながら撮るより、レンズが半分水につかっているかどうかを見ながらノーファインダーで撮ったほうがずっと撮りやすいです。
最初は山岡も液晶パネルを見ながら撮っていましたが、水面の小波のため、うまく半分水中半分水上で撮ることがなかなかできず、「ぎりぎり水中だけ」とか「ぎりぎり水上のみ」の写真を量産してしまいました。ノーファインダーでレンズのほうを確認しながら撮ったほうが何倍も成功率が高かったです。一度試してみてください。