ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー
夏休みは家族で過ごす時間がたくさんあります。
旅行などの行楽で写真を撮る機会も多いはずです。
せっかくですから楽しい家族の思い出を写真に撮って家族のアルバムを飾りましょう。
アップでとるときはズームの広角側を使うのがお勧めです。望遠で遠くから大きく写すより広角で近くから寄って撮るほうがずっと迫力ある表情を写すことができますし、望遠をつかうよりブレにくくなります。できるだけ自分で近寄ってアップにしてみましょう(作例(2))。
もう一つ楽しい家族写真のヒントを紹介します。背景に家族を入れることです。一人のアップに慣れたら後ろに他の家族を入れて撮ってみましょう。作例(3)は自宅の庭ですが背景に小さな弟とビデオカメラを構えたパパが写っています。「家族がそこに一緒にいる」というだけで写真に温かみが出て楽しげな雰囲気の写真を撮ることができます。
また、家族でなくてもそのときいっしょに遊んだお友達でもいいでしょう(作例(4))。小さくでいいので背景に入れて撮ると楽しい思い出のスナップになります。
もちろん一眼レフのほうが撮りやすいし、バリエーション豊かな撮り方ができるのは本当なのですが、家族のスナップなら、コンデジでもけっこう楽しく撮る事ができます。今回の作例はすべてコンデジで撮ったものです。ちなみにズームは全部広角側を使っています。
特に子供の写真はシャッターチャンスが大事です。「画質」とか「シャープなピント」とか「レンズのボケ味が…」などということにとらわれず自分もいっしょに楽しんで撮る事が一番のポイントです。
まずはアップに慣れる
子供たちは表情豊かで撮っていてもとても楽しい被写体です。この表情を写真に撮るならぜひアップを一枚撮ってください。なにも「全部アップで撮れ」といっているわけではありません。でも表情のある子供の顔のアップの写真が一枚あるとアルバムに組んだときにぐっと楽しいイメージに仕上がります。笑顔はもちろんですが泣き顔でも怒った顔なんかもいいと思います。
ただ、友人たちの証言によると、初心者にとっては画面いっぱいに顔を写すというのは慣れないとなかなかできないようです。ちょっと動けば画面からはみ出てしまうし、ピンボケやブレを起こしやすくなるからかも知れませんが、今のカメラはおりこうさんなので、撮る人が慣れてしまえば特別な技術などなくても簡単にアップが撮れるようになります。ただ大きく撮るだけなのですから難しく考えず、とりあえず撮ってみてください(作例(1))。