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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

夕空を撮るVol.036 2011年11月4日更新

秋は夕焼けがきれいな季節でもあります。
夕景というと夕日の写真と思いがちですが山岡の場合は日没後の写真のほうがメインです。
日没後から30分くらいの間が本気モードの時間帯と言っていいでしょう(あくまでも山岡の場合ですが)。
今回は夕景写真のコツを紹介します。

(1)立体駐車場の最上階

(1)立体駐車場の最上階

夕景は開けた場所か高い場所から撮る

夕景の写真の主役は空ですからなるべく空が広く見渡せる場所を選びましょう。私は夕景を撮る時はたいてい海行きますが、「海まではちょっと遠い」という場合は高い場所がお勧めです。展望台でもいいですし、高い建物の上のほうの階から撮るのもいいでしょう。海まで行くことができないときに私がよく利用するのは近所のスーパーの屋上です。下2階がスーパーでそこから6階までが駐車場になっているので最上階に車を停めて写真を撮る事があります。
作例(1)は件のスーパーから撮りました。遠くに高い建物があってもあまり空をさえぎられることはありませんが、近くに自分よりも高い建物がない、という場所を探しましょう。どんなところでも良いのですが高いところ(なおかつ安全な場所)から撮るのがお勧めです。


(2)18時38分

(2)18時38分

夕空は時間とともにどんどん変わる

作例(2)と作例(3)はどちらもよく行く近所の海岸です。同じ日にだいたい同じ場所から西の空を撮っていますが時間が違います。どちらの作例も画面中央の左よりにうっすらと富士山のシルエットが見えるのでだいたい同じようなフレーミングで撮っていることがわかると思います。
作例(2)は日没前で、雲がオレンジ色に染まっています。この写真を撮ったのが18:38です。作例(3)はその20分後の18:58です。たった20分の差なのに空の色も雲の形もまったく違うのがわかると思います。


(3)18時58分

(3)18時58分

夕空の写真には三脚を用意しよう

夕方、特に日没後はあっという間に暗くなってきます。空が色づいているうちはそれほど暗く感じないものですが、実際にはかなり暗いのでブレやすくなります。特に刻々と変わる空をオートで撮っていると周りが暗くなるにつれてカメラがシャッター速度を遅くしていくので、気がつかないうちに手ブレでブレブレの写真ばかりになってしまうということになりまねません。感度を上げて撮るにも限界があります。日没後の暗さはなかなか感度だけで対処できる暗さではないので、日が落ちた後の写真には三脚をお勧めします。

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