ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー
「子供が生まれたから」というきっかけでカメラを買ったり写真を撮り始める人も多いのではないでしょうか。
まわりで赤ちゃんが生まれたとき、私はとりあえずたのんで撮らせてもらいます。
赤ちゃんは毎日どんどん変わっていきます。今撮らなかったらもう今日のその子の姿は撮れません。
生まれたばかりの赤ちゃんはお部屋から出られないし寝てばかりなのですが、
そんな状況の中でも思い出に残る写真のヒントを紹介します。
産院にいる期間はこれまたその産院によって違うのですが基本は長くて一週間程度です。赤ちゃんが生まれた場所ですから、産院でのまわりの状況も写るように撮っておくとあとでとてもよい記念になります。
作例(2)は箱ベッドに貼られた名前の札を一緒に撮りました。背景には他の赤ちゃんの箱ベッドが写っています。家に帰ったらベッドに札などは貼りません。こういった小物を一緒に写したカットも撮っておきましょう。
作例(3)は看護婦さんの手が写っています。赤ちゃんを育てるのにかかわってくるのは親だけではありません。おじいちゃんおばあちゃんや産院のスタッフなどいろいろな人に守られて大きくなるわけですからその赤ちゃんにかかわってくれた人の存在を写し込むのもいいでしょう。
赤ちゃんだけの写真のほかに家族の写真も撮っておきましょう。赤ちゃんはとても小さいので大人と一緒に撮ると小さくしか写りませんが、ここは幸せそうな家族の表情をメインにするつもりで撮りましょう。
作例(4)では赤ちゃんの顔は写っていませんが、赤ちゃんを見つめるパパママの幸せなそうな表情をねらって撮りました。何しろうまれたばかりの赤ちゃんは寝てばかりなので写真に変化をつけるのは難しいのですが、「赤ちゃんが来た」という幸せなイメージを伝えるには家族や親戚などを一緒に撮るのが一番だと思います。こういった写真のポイントは赤ちゃんを画面に入れつつも家族の楽しげな表情をメインに撮ることです。
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新生児室はガラスごし、ノーストロボで撮ろう
産院によっていろいろなのですが、このとき撮らせてもらった産院では面会時間中は赤ちゃんは新生児室にいることになっていてガラスごしでしか写真が撮れない状況でした[作例(1)]。
赤ちゃんをアップで撮る時は肌の質感が大事です。それにガラスごしで撮ることになるので、ストロボは使わずISO感度を高く設定して撮りましょう。アップで撮るならシャッター速度は最低でも1/125くらいは確保しましょう。このときはさらに絞りを開放にして撮りました。肌の色を明るく撮るために+0.7の露出補正をしています。