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お祭りの子供のスナップVol.178 2014年08月01日更新

先々週はお祭りのねぶたを撮りました。今回はお祭りの日の子供のスナップです。子供が小さい時は近所のお祭りによく連れていきました。でも子供たちが大きくなるとそれぞれお友達と行くようになり、あまり親にくっついていることもなくなってきました。子供に浴衣を着せたり、あ~後が大変だよなあ、と思いながら金魚すくいを許可してしまったりするのは子供の楽しそうな姿が親の楽しみでもあるからでした。夏の一日を楽しいスナップにしてとっておきましょう。

背景になにもないと寂しい印象に

作例1と作例2は近所の公園で毎年開かれている自治会主催のお祭りです。こういった地域でやっている小さなお祭りでは会場もそれほど大きくなく、先々週のねぶたのような大きな山車もありません。作例1は子供がかき氷を食べているところを撮っていますが立ったままシャッターを押しているので背景にほとんど地面しか写っていません。浴衣を着ているので「お祭りかな?」くらいのことはわかりますが、このままではちょっとさびしいですね。いわゆる上手な写真の条件としてよく言われている「背景をシンプルに」という基本は知っている人も多いかと思いますが、お祭りのにぎにぎしいイメージを出すにはあまり背景がシンプルすぎるのも味気ない写真になってしまいます。

作例1立ったまま撮った写真

作例1立ったまま撮った写真

背景に提灯や屋台の明かりを

作例2のほうはちょっとかがんで低めから撮りました。夜のお祭りの場合、提灯や屋台の明かりを背景に入れるとお祭りっぽいイメージの写真になります。このようにお祭りのスナップでは背景に人や明かりを入れるといいと思います。やぐらなどもいいでしょう。できればにぎわっているイメージの伝わるモノを背景に入れて撮ってみましょう。

作例2かがんで低い位置から撮った写真

作例2かがんで低い位置から撮った写真

夏のお祭りのスナップは日没の時間帯がおすすめ

作例1も2も撮ったのは7月の夏休みに入るころですから20日前後です。この時期の日没時間はおおよそ19:00くらいでしょうか。その日の天気にもよりますが日没くらいの時間帯が撮りやすい時間帯です。あまり明るすぎても夜のお祭りっぽい感じになりません。また、とっぷりと日が暮れてしまうと今度は暗くて撮りにくく、ストロボを使っても背景が暗くなりすぎたりぶれてしまったりします。ストロボは使うけど、背景のトーンも残るくらいの明るさがちょうどいい時間帯です。この日没前後くらいの時間帯になるべくたくさん撮るようにしましょう。

ISO感度を高く設定する

人物のスナップなので、ある程度高いシャッター速度が必要になります。できればISO感度を高く設定しておきましょう。作例3はISOを3200に設定して撮りました。屋台の明かりで明るい場所で撮ったこともあり、シャッター速度1/125秒で撮ることができました。通常のスナップとしてはギリギリぶれにくいとされるシャッター速度です。特に日が落ちて暗くなってしまってからは背景のトーンをだすためにも感度を高く設定することをおすすめします。

作例3明るい場所ならノーストロボでもいける

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